K様の KAWASAKI 500SS H1 とことんん車検!!   | moto-JOY Blog

たくさんのバイクをお持ちのK様。

今回は他店でご購入の 500SS H1 をとことん車検でメンテナンス&お色直し!!

大変貴重なヨーロッパ仕様の初期エグリ、「平デスビ」?と呼ばれるポイント点火式です。

 

 

各部の錆や汚れが気になるという事で、再メッキやポリッシュなどで

嫌味の無い程度に綺麗に仕上げる事になりました!!

早速、分解開始!!まずはフロント周りから!!

 

続いてリヤ回りも分解!!

 

一気に足周りを分解して、再メッキ、バフ掛けなどの外注を段取りします!!

再メッキはユニクロメッキとクロムメッキです。

  

 

数週間後にはこんな感じに生まれ変わって帰ってきます!!

 

 

前後ステンレスフェンダーはポリッシュ仕上げでピカピカになりました!!

  

 

ピカピカのフェンダーにピカピカのテールランプステー!!

目立つところですので綺麗になって良い具合です!!

 

トップブリッジもポリッシュしてピッカピカです!!

 

外注から戻った再生部品達をフレームに組み付けていきます。

ステムベアリングは交換されたばかりの様ですので再使用。

グリスアップして調整します。

 

 

スイングアームピボットブッシュも交換されていましたので

こちらも洗浄してグリスアップして組み付けしていきます。

 

 

当時物とはいえ傷んだワイヤーはありがたくありません。

お客様とご相談してリプロ品のステンレスワイヤーに交換させていただきました。

 

ヘッドナットを再メッキするついでにピストンサイズを確認です。

現在1.0mmO/Sのピストンが入っておりました!!

調子は悪くないのでしばらくこのままサバイバルしましょう!!

 

 

こちらが再メッキしたヘッドナット、ワッシャー類は新品です。

跨ったら見える所ですので綺麗にすると気分が良いですね。

 

 

貴重な当時物スポーク、リムのようですので

前後ホイール、ハブなどは手磨きで綺麗にしました。

 

 

ミッションオイルを交換する為オイルを抜いて、ドレンボルトを締めたら・・

トルクがかかりません・・・。

今回はエンジン分解しませんので少し長いボルトで対処しました。

オーバーホール時に忘れないようにねじ山修正しましょう。

 

組立しながらの点検整備も完了して、点火時期、キャブの調整を行い完成です!!

 

ピカピカ過ぎないで当時の雰囲気を残した良い塩梅で仕上がったのではないでしょうか?

とことん整備では足回りを完全に分解しますので、今回の様に「ついでに再メッキ」ですと

通常の分解組立工賃が大幅に削減できます!!

このようなご依頼もご相談に乗ります。

来店していただき詳細な打ち合わせができる方のみに限らせていただきます。

 

最近KAWASAKI トリプルの整備依頼が多い気がします。

KAWASAKIに限らず2ストロークの車両は今や貴重な車両です。

2ストロークの車両をメンテナンスできるショップも減ってきているのかも知れません。

500SS 750SS GT750 RZ250 RZV500R 名車がたくさんありますね!!

2ストローク車両でお困りのことがありましたらご相談ください。

全て直せる訳では無いですが、出来る限りの作業でご対応いたします!!

皆様のお力になれるように頑張ります!!