DUCATI 900MHR改 K様 不調修理!! | moto-JOY Blog

DUCATI 900MHR改 のK様。

エンジンは始動できるのだが、しばらくするとヒューズが飛んでしまうので乗れない・・・。

ということで、入庫しました!!

 

 

こちらは当店の商品車両の900MHR改!!

雰囲気がそっくりです!!

 

早速外装外し原因を探求。始動性は悪いですが、一応エンジンはかかります。

が、しばらく暖機しているといきなりエンジン停止・・・・。

K様の仰る通り、点火系のヒューズが切れています・・・。

IGコイルはすでに社外品に交換されていますが、イグナイターは純正「BOSCH」。

少しエンジンをかけただけで、コイルもイグナイターもかなり熱が出てきます・・・。

ピックアップコイル側の配線など点検して問題無し。

こういった症状には「ASウオタニSP2 フルパワーキット」装着ですね!!

今更、多くを語る必要は無いと思います。

DUCATI ベベルの点火系と言えば「ウオタニ」です。迷う事はありません。

 

カスタム車両でしたのでIGコイル、イグナイターの取付け場所をステー作製して変更。

配線の怪しい所も修正していざ始動!!

キック2~3回であっさり始動、暖気もそこそこでアイドリングも安定です。

もちろん、ヒューズは切れません・・・。

 

早速試乗させていただくと、キャブのセッティングが鬼の様に濃い・・・。

フロントブレーキディスクにも曲がりがありレバーが押し戻されて不快です・・・。

その旨、お客様に相談してキャブセッティングとFブレーキローター交換になりました。

 

 

キャブは今どき珍しい「KEIHIN PWK39」・・・。

そもそも2st車両に良く使われるキャブですのでセッティングできるか・・・。

ニードルを変更したいのでニードルのデーターを調べ、記号を調べ必要なニードルを選定。

KEIHINの代理店からは見放されましたので、ネットでセッティングパーツを探して手配。

現在のネット社会のおかげで情報、部品の手配などが出来ました。ありがたいですね。

 

 

フロント周りはヤマハからの流用という事ですので

今付いているディスクのデーターから定番のYAMAHA320mmと判定。

今回はBremboのSuperSportに交換しました!!

ローター交換するだけで終わるはずでしたが・・・

 

キャリパーセンター出ていないのでロータースペーサーの厚み変更したり・・・。

スピードメーターギヤ側のアクスルカラー作り直したり・・・。

手直ししながら組立完了。

 

キャブのセッティングもニードルセッティングをかなり薄くして同調なども再調整。

開け始めからのボコ付きが無くなりスムーズに加速して気持ちよく走れます!!

プラグの焼けも良好です。

 

今回はひとまずこれで作業完了とさせていただきました。

まだ他にも修正すべき所が発見されていますが、それは次回に持ち越しです。

 

今や点火系の強化、チューンは絶版車両において必須ともいえる作業です。

ASウオタニ様に限らず様々な強化パーツが販売されております。

V-up16、MSA(マルチスパークアンプ)、プラグも色々ございます。

当店でこの手の点火チューンパーツを取り付けたお客様が口をそろえて言う言葉は・・

「もっと早く取付けすれば良かった・・・」

是非、この言葉の意味を体感していただきたいです。

点火系チューンでお悩みでしたらご相談ください。

 

当店では他店で購入された車両でもメンテナンス、整備を行わせていただいております。

大前提として、当店で購入されたお客様を最優先で整備させていただきますので、

少々お待ちいただく事やお時間がかかる時がございます。

この点をご留意いただき、時間に余裕をもって整備のご依頼を頂けますようよろしくお願いいたします。