80年代に入ってからの空前のバイクブーム!!
誰もが憧れたロードレース!!サーキットに人が溢れました!!
FⅢクラスの盛り上がりが凄かった80年代前半!!
市販車改造のレーサーが一般的だった時代に
モリワキ製FⅢフレーム「Zero」は夢のような存在でしたよね~!!
憧れのオリジナルフレーム!!その魅力に取りつかれて早30年・・・。
今回、T様の「Moriwaki ZERO」をレストアさせていただけることになりました!!
今は無き「TeamWorks」さんで走らせていたレーサーだそうです。
歴戦の傷が生々しくも誇らしげですね~
元はスズキ GSX400E?のエンジンが搭載されていたレーサーらしく
後にこのヤマハ XJ400ZS の水冷エンジンを搭載したようです。
アッパーカウルはHONDAのRS?かな?モリワキの形状では無いですね。
アルミタンクは大きな凹みもなく程度良好です。
フロント足回りは市販レーサーRG500?ではないかと思われます。
FⅢレーサーでダブルディスクというのも当時としては豪華装備ですね!
マービック3本スポークのマグホイールは、賞味期限切れですね・・・。
シートカウルの形状はモリワキ製ですね。
アルミスイングアームもモリワキ製で間違いありません。
マフラーは当時物「OVER Racing」製です!!
リヤショックも当時のモリワキカヤバのようです。
軽量化の為、530スプロケットを切削して520化されています。
リヤディスクもカワサキ?純正を切削加工して極薄ローターです。
耐久レース仕様?ダブルラジエーターとオイルクーラーも付いています。
キャブはMIKUNI TM、タコメーターはクローバー電子タコ。
必要に応じて仕様変更をしていきながらレストアしていきます。
作業担当は当社代表の佐藤 健正です!!
当時の事を懐かしみながら、思い出しながら喜んで作業を進めてくれています!!
気が付いたらドンドン分解されていって撮影が追い付きません・・・。
あっという間にエンジンも降ろしてしまいました・・・。
「モリワキ ゼロ」 鉄フレームがようやく露になりました。
ず~っと見入ってしまいますね。
設計した方、製作した方、戦った方いろんな方の思いを想像してしまいます。
情熱の塊です。
モリワキフレームにはフレーム番号があるはずなので捜索。
発見しました 「ME GS 001」
やはりGSX400Eを載せた車両で間違いなかったようです。
しかも1号車!!
当時の情報、資料が乏しいので、この車両の戦績、ライダーなどは現在不明です。
もし当時のレースに詳しい方いらっしゃいましたら教えて下さい!!
引き続き作業はどんどん進んでいきます。
エンジンのオーバーホールも行うのですが
ヤマハからガスケットすら全く供給されない現状・・・・。
いままでのレストア技術を総動員して再生作業を行う事になりそうです。
次回の作業報告をお楽しみに!!