大好評いただいています!!とことん車検!!! | moto-JOY Blog
  とても分かりやすい名前の
当店が設定した「とことん車検」を
昨年の秋ごろから次々にやらせてもらっています

では実際どういう事をするのかを紹介させてもらいます
 
今回はこの車両 H2です 

 
まずはエンジンの始動チェックと、テストランでのチェックの後、
バイクリフトに載せられます。
そして、車体寸法、灯火類のチェック、充電電圧等のチェック後
いよいよ分解していきます。
 
 
ステムベアリングは綺麗に洗浄してグリスアップします。
フロントフォークのオイル交換をします。
新車から交換していないと、濁って、中々のにおいのするオイルがよく出てきます
そしてインナーパイプは錆や傷のチェックをして、点錆などはサンドペーパーやメタルコンパウンド等で引っかかりが優しくなるように磨きます。
 
フロントホイールはベアリングのガタや動きのチェック、
ホイールバランス、スポークの緩みチェック、振れのチェック、調整を行い、
もちろんタイヤの溝、ヒビなど異常がないかをチェック。
ブレーキパッドはもれなく脱着し、パッドの面取り、鳴き止めをします。
キャリパーはブレーキダストを掃除し、ピストンの動きの確認をして
仕上げにブレーキフルードの交換をします。

次はリア周りです。 
  
スイングアームはチェーングリスなどを洗浄して、グリスアップ。
今回は錆があったので、軽く錆び落としをしてタッチアップ。
  
これらのブシュもきれいにして組み付けます。
 
リアブレーキライニングが剥がれちゃいました 
交換ですね。(料金は別途になりますが)

 
フロントホイールと同様にベアリングやスポークのチェック、調整をして
ブレーキカムなどの可動部は掃除、グリスアップして組み付けます。
リアショックは上下のマウント部をグリスアップします。
脂分がなく、ここが動かない車両が多いですね。

足回りが終わると今度は電気周りです。
 
アース線です。配線の腐食がありました。こうなったら交換ですね。
  
プラグキャップの取り付け部も危険な状態になっていたので修正します。
こういった所は少しカットして大丈夫なら継直しをしますが、
電気周りは、どんどん交換したいところですね。
バッテリーは液量を合わせた後に、満充電します。
 
エンジンはコンプレッションの測定、オイル漏れのチェック、カムチェーンの調整
スパークプラグのチェック、掃除をして、オイルとエレメントの交換などをします。
仕上げに、ポイント車なら、ポイント調整、点火タイミングの調整をします。
キャブレターは同調調整、パイロット、エアスクリューの調整をすると
今までは問題ないと思っていたのが、「あれ?良くなった!!」 ということが
ほとんどです。走っているうちに慣れてしまって、気にならないのですが、
色々な要素があって、少しずつバランスが崩れてしまうんですね。

そして、作業内容の全ては書けてませんが、
仕上のテストランをします。きちんと組んだつもりでも、やっぱりきちんと走ることが整備なので、しっかり走って、修正があれば修正をして一次、完成となります。
当店では、ダブルチェックと言って、必ず担当と別のスタッフで完成検査をします。
スッキリした頭でチェックをしに来るので冷静に、厳しくダメ出しを受けて本当の完成となります。

今回のモデルとなってくれたH2は愛知から不動車を復活の為にこの作業を利用して頂きました。他にも長崎からはるばる送って頂いて、不動だったH2を修理、車検させてもらったり、これまた不動だったGSX-R750を復活させるためだったり、はたまた、当店で購入頂いて、問題ないけど見てもらおう。と利用して頂いたりしております。

車検のタイミングでないといけないという事は全くなく、不動車再生のきっかけだったり、今まで1度もしたことがなかったから、とか、なんとなく。でもしっかりやらせてもらいますので、ぜひ利用してみて下さい。
疑問などありましたら、電話でもメールでも相談してください。
料金や、作業内容を細かくまとめてホームページの「サービス紹介」にのってますので見てみて下さいね~。

尚、油脂類、オイルエレメントはプラン料金に含まれますが、バイクの状態によって、交換必要な部品、別途料金が必要になる整備が出てきます。そういった作業は、まとめて作業見積もりを作り連絡させてもらい、相談の上、作業しています。勝手に作業しないので、安心して下さい。

それでは、よろしくお願いします~