S様ご成約のR100RS納車整備! | moto-JOY Blog
最近、当店でも人気の高いBMW R100RS !!

問合せも多く「いつかはBMW」というお客様も多いかと思います。

私もその1人だったりします。

人気のBMW R100RSをご成約いただいたのはS様!!

モノレバーの’89年式、限定カラーのメッキ仕様です!!

{D99FCDC1-1F59-4393-99D9-C0708A9F0F6C:01}

さて、早速各部点検開始です。

定番のプッシュロッドシールからのオイル漏れ発見!!

このシールを交換するには腰上分解です。

{A2FC6674-8F0D-447D-B97C-E5E82312E11B:01}

マフラー外して分解の準備を進めていきます。

ボクサーツインの腰上分解は非常に作業がしやすくて良いですね。

普段CB750やCBX1000ばかり作業していますので

エンジン下ろさなくて良い時点でかなり楽チンです。

{2BEECA35-A180-4BFF-B996-D3130D706618:01}

OHVエンジンですのでささっと分解です。

ロッカーホルダー外して、ヘッド取り外し。

{D2FF794E-0DAD-4CF8-9EFD-8E476B65C2BE:01}

続いてシリンダー取り外し。

{19717B87-0C81-4228-84EB-8C0E019418E5:01}

ピストンまでさくさくと取り外し完了です。

{44C927C5-F08A-416C-8465-12044413F065:01}

非常にシンプルな構造です。

部品点数も少なく部品が大きいので解りやすいですね~

{80CAF57B-A5EA-4F0E-A9B8-7CC5912BF55C:01}

せっかく分解しましたのでピストンクリアランスとリングの合口計測。

走行15000kmほどですので、磨耗は少なく再使用で問題ないですね。

メッキシリンダーですので軽くて放熱性も良さそうです!!

{DE294EEE-BFD7-492E-96C7-288FD6D0497C:01}

いつものようにピストンのエッジをバリ取り、面取り。

やってもやらなくても性能に変化は無いかも知れませんが

気になることは行っておくのが良いです。

{734133B7-E4AA-43D5-94A4-58CB1F0BE479:01}

バルブ廻りも分解点検。

非常にシンプルです。ステムシールもありません。

バルブガイドのガタも少なくカーボン洗浄してすり合わせでOKです。

{8B86657C-C5EC-49FD-981E-D47884FE1CD5:01}

バルブ廻りの組立完了。これで安心!すっきりしました。

{4D7E4950-F679-4B0F-A809-D2AAA9FE9655:01}

洗浄したピストンを組立開始です。

ピストンが大きいですね~。

{B863FBF2-B0DC-4556-A35E-6792803713D3:01}

シリンダーを組み付け。

2気筒といってもビッグシングル(SR500)を2台組むみたいなもんです。

{AE123366-F2DA-473F-B672-7369D96832F1:01}

ヘッド載せてプッシュロッド、ロッカー廻りを組み付けて締め付け。

バルブクリアランスを調整して完成です。

OHVなので本当に楽チンですね~。

{6A37596A-7FF4-4090-BC71-2F4D2394EAA4:01}

キャブレターも分解洗浄。

各部点検して組立です。BINGキャブは造りが良いですね~

{AB87C0CC-6121-48C9-96F9-EA309BA41137:01}

組み終わったエンジンにキャブを取り付け。

キャブのワイヤー調整、同調の調整はとてもアナログ。

CB250,350,450で散々鍛えられておりますのでこの手の作業は好きです。

少しの調整でもの凄く違いが出ますのでシビアに調整します。

試乗して納車直前にもまた確認します。なじみが出ると変わりますので。

この後オイル、フィルター交換などしてエンジン始動!!

音も静かになりオイル漏れもなおりました。

引き続き車体廻りの整備を進めていきましょう!!

その模様は次回に!!

お楽しみに!!