引き続きエンジンの組み立てをしていきます。
まずはクランクとコンロッドのメタルを合わせていきます。
ケースとクランクに打刻されている記号をもとにまずはメタルを選択。
クリアランスを測定して問題なければそのベアリングを使います。
クリアランスに問題があれば別のサイズのメタルを使い再測定。
これの繰り返しです。
コンロッドメタルのクリアランスです。
クランクメタルのクリアランスです。
プラスチゲージという樹脂？の紐状の物をメタルとジャーナルの間に置いて
規定トルクで締め付け、その潰れ具合でクリアランスを測定します。
組付けを待つコンロッド。
コンロッド組み付け時はメタルに負担がかからない様に
シックネスゲージを挟んで締め付け。
メタル合わせが終わったらクランクシャフト、ミッションを組み付けていきます。
今回プライマリーチェーン、カムチェーンは新品。
テンショナーも新品に交換。静かなエンジンになります。
ミッションは組み付け前に点検。
ギヤの欠け、ドックのナメなどが無いかを入念にチェック。
またシャフトとのガタやベアリングの状態などもしっかりチェック。
こうして上下のクランクケースに必要な物を組み付けたら
クランクケースを合わせていきます。
上下のボルトを規定トルクで締め付けてひとまず完成。
この時点でミッションがちゃんと入るかをチェック。
クラッチ周りを取付け。シフター周りも組み付けて
腰下を完成させていきます。
スタータークラッチも点検。
そしてバフ研磨したエンジンカバーを取付けます。
これでとりあえず腰下は一段落。
引き続き腰上の作業を進めていきましょう。
長くなりそうなので今回はここまで。
続きをお楽しみに～！！