M様のCB750K1 下準備!! | moto-JOY Blog
以前にも少し紹介したM様のCB750K1!!



美しく快調に仕上がって、お客様にも大変喜んで頂けました。

こちらの車両の出来るまでをご紹介致しましょう!!



ベース車両を分解してフレームだけになった車両。

各部品を点検してどのような作業が必要かを確認していきます。



エンジンも分解して各部を点検していきます。


今回はM様のご希望でクランクケース塗装、腰下O/Hになりましたので

完全分解です。



クランクケースを洗浄。この後サンドブラストして塗装の下地を作ります。



バフ研磨をする箇所は分解洗浄して準備していきます。

この状態にしてバフ研磨しますので必然的に

フォークはO/H,ホイールベアリングは交換と言う事になりますね。

タイヤ、リム、スポークも新品になります。



サンドブラストの終わったフレームをパウダーコーティングします。

焼き付けする前はこのような艶のない状態ですが



焼き付けするとツルツル、ピカピカになります。

フレーム本体以外のスイングアーム、ステム、バッテリーケース等の小物も

サンドブラストしてパウダーコーティングをしていきます。



エンジンの方もマスキングをしてサンドブラスト。

写真はブラストが終わり塗装用にマスキングをした状態です。

この後、ペイント。焼き付けをして



このように綺麗に仕上げます。

写真を並べて説明をするとあっという間ですが・・・

結構な時間を費やしてここまで綺麗に仕上げております。



再メッキもクロムメッキ、ユニクロメッキと仕分けして

再メッキに出していきます。


と言った具合に、下準備を進めていきます。

レストアで一番重要なのがこの下準備。

ここでしっかり点検しながら準備をしていかないと

組立て始めていろいろな問題が出て来ます。

地味で大変な作業ですが良い車両を作るためにしっかり作業をします。

下準備の作業と同時に必要な部品の段取りもしていきます。

これも大切な仕事で一つの部品が足りない為に作業が止まる事の無いように

しっかり準備していきます。


準備のできた箇所から組立てに入っていきます。

組立ては次回に続くですね~。

1台の車両を仕上げるのは時間と手間がかかります。

全ての行程を細かく紹介は出来ないかもしれませんが

少しでも私たちの作っている車両の作業内容が伝わればと思います。

次回、組立て編をお楽しみに!!