先日受け入れしたS様のCB750K5。
部品が揃ったので一気に作業進めました。
この車両は車検が残っているので早く納車したいのです。
まずはフロント廻りから！！
リムのフレ点検。
少し横方向にフレがありましたのでスポークの張りで修正。
スポークの増し締めは重要です！！
一度もしてない方は確実に緩んでいますよ～
フレ修正と増し締めは定期的にしましょうね。
フォークのオイル漏れがあるのでフォークを外したところ。
ついでにステムベアリングの状態もチェック。
この車両は問題なしです。
調整して完了。
フォークを分解。
オイルに水分が混じってしまいヘドロ状に・・・
シール交換だけというわけにはいかないですね・・・
分解して洗浄します。
洗浄完了。
インナーチューブの錆びも研磨。
いつもながら予定通りにはいきませんね。
想定範囲内ではありますが☆
念のためインナーチューブの曲がりも点検。
目視での点検ですが曲がりはありませんね。
多少の曲がりならプレスで修正できます。
この時代のインナーチューブは肉厚なので！！
この後、フォークを組立て車体に取り付け。
ブレーキフルード交換、パット清掃、鳴き止め等してフロント廻り完了。
続いてリヤ廻りです。
リヤホイールのフレ点検。
こちらは横フレが大きかったですね。
駆動輪であるリヤホイールは大きな力がかかりますので
スポークの負担も大きくなります。
緩みが出やすいのもリヤホイールです。
続いてスイングアームブッシュの交換。
スイングアームの横ガタが大きいとコーナリング時に不快感を感じます。
もっと大きくなると・・加減速時に後ろ周りから異音と振動が出ます・・・
そうなる前に交換しましょう・・・。
古いブッシュを外します。
と言ってもすんなり外れることは少ないです・・・
でもあの手この手で外すわけです。
A案、B案、C案ぐらいまでで外せればオッケーです（笑）
ブッシュを外した後、綺麗に洗浄。
新しいブッシュをプレスで圧入します。
材質がやわらかいのでハンマーで叩いて入れるのは避けたいです・・・。
センターカラーは状態が良かったので磨いて再使用。
リヤブレーキ点検。
ブレーキカムの動きが渋いのでオーバーホール。
シューの残量は十分なので洗浄後再使用です。
スイングアーム、ホイールを組付け。
チェーンも使用限度ですので交換です。
ノンシールの強化チェーンDID530HDS。
メーカー廃盤ですがまだ在庫あります☆
駆け足で足回りの点検、整備をお伝えしました。
しなやかな足回りは安全快適なライディングにつながります。
この車両も快適な乗り心地になりました。
残す作業は電装とキャブの組立て、調整など。
続きは次回にします～。
お楽しみに！？
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