前回
フジテレビのものまね番組を
始めたとこまで、話した

この番組の
画期的なところは

いままで
演芸の一つだったものまねを

フルバンドを使い
音楽性を高め

エンターテイメントにしたことだ

仕掛人は
木村さんというプロデューサーだ

木村さんとは
いまでも仲良くしている
ちなみに
奥様は城ノ内早苗ちゃんだ

それはいいとして

その木村さんが
エンターテイメントになった
ものまねで
子供から大人まで
楽しめる大ヒット番組を作った

いまでは考えられないが

いつも視聴率
40%を越えていた

ほとんど紅白歌合戦だ

トーナメント形式になっていたので
我々も本気だった

そのうち
ビジーフォーと、清水アキラ、
栗田寛一、コロッケが
四天王と呼ばれるようになった

後にコロッケは
日テレの方に行ってしまうが

われわれも真剣にネタ作りした

ただ似ているだけではなく
面白さも追及した

このころには、俺も
ちゃんとした
ものまねを研究して
レパートリーを増やしていった

最初にやったのは

さだまさしさん

もとの声が近かったのと
カツラを被らなくてよかったから

ま、これは冗談だが

素晴らしいのは

四天王それぞれが

別の個性で

お互いそれを解っていたことだ

それも番組の人気に拍車をかけた


正月番組は

ご本人登場で
外タレもたくさん出演した

シンディーローパー
アースウィンドファイヤー
ロバータ・フラック

いまでは考えられないメンバーだ

ますます番組はヒットした。

このあと

なんと

十年近く続くのだ