皆さんこんにちは(*'▽')
もとあっしーずのしらたきです!
今回はお客様が『某オークション』で購入された車両で、届いてみたら状態が思わしくないので、メンテナンスをご希望で入庫されました。
結果からお伝えしますと・・・
車両の購入費用以上に、修理費が掛かりました。
好みの車両を手軽に・安く入手できるのも個人売買のいい所でもありますが、
中には今回みたいに修理費用が嵩むケースもありますので、慎重にご検討して頂いてご購入ください。
お持ち込みされたときに、パッと状態を見ただけでも〇〇万円程掛かりそうですがどうしますか!?と確認したところ、お客様のGo!サインを頂きましたので、きっちりと、安心して乗れるようにしっかりと整備を進めさせて頂く事となりました
その車両は
KawasakiのZRX400です
しか~し
装着されているマフラーの音量が保安基準を満たしていないので、車検対応のマフラーをお客様の方で準備していただきまして、
まずはそのマフラー交換から始めていきます
当店は認証工場なので、
違法改造車両は作業できません
(車検対応に戻す事は大丈夫です)
新しく取り付けるマフラーはモリワキです
ちゃんとJMCA認定の車検対応品です
装着に必要な部品(ガスケット類)は
当店で準備(注文)させていただきました
あれこれ作業しますので、ガソリンタンクも外しました。
マフラーが外れました
そして古いガスケットを忘れずに取り出しますが・・・
これが外れたガスケットです
本来は4気筒エンジンなので4個で良いはずなのに、なぜか10個も外れました
きっと今までのオーナーが積み重ねてくれたのでしょう
それにしても多すぎます(笑)
さて、4気筒ともきれいになったことを確認して、
新しいガスケットをはめ込みます。
ガスケットが落ちないように少し液状ガスケットを塗ってくっつけておきます
はい新しいマフラーが装着されました
モリワキのワンピースマフラー、いいですねぇ~
続いて、キャブレターのオーバーホール&セッティングをしていきます
キャブレターは純正ですが、前のオーナーがパワーフィルターにしてキャブレターセッティングをしておりませんので、
全然吹け上がりません
セッティングの前にオーバーホールして、
各部品を綺麗にしてあげます
パワーフィルターなのでキャブの脱着は簡単です
外す際にアクセルワイヤーが短い事が判明また部品が追加になります
キャブを外している間、エンジンにゴミが入るといけませんので、丸めたウエスで栓をしてあげます
キャブレターを分解しました
やっぱりジェット類が詰まり気味です
キャブクリーナーで洗浄後、
ジェット類は新品を組み付けていきます
サービスデータを確認して、
全てのフロートの高さを基準値に合わせます。
ダイアフラムは無事でよかった~
これ高いんですよね
綺麗にして装着
一通り全部組み立てて、
油面高さを確認&調整
車体に戻してはエンジン始動してチェック
いまいちなら、「また外してジェットを交換して戻してエンジン始動してチェック」を何回か繰り返してセッティングを出します
キャブセッティングと一緒に同期調整(同調)もやります
これで綺麗に吹け上がるようになりました
さて、アクセルワイヤーの長さを測ってロングワイヤーを注文します
届くのを待ちます。
次回につづく・・・