外構業界と中間マージン

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私は外構工事をするで色々と見積もりをとったのですけど、どこも複数の会社を経由するパターンばかりでした。

 

一番最初の見積もりが当然ですけどタマホーム。

このタマホームに関しては担当変わる前と担当変わった後で外構業者まで変わってしまって、結果的に2社から見積もりをもらいました。

最初の会社の見積もりの方が安かったのと、後からの業者だと住んでからの工事になりそうだったのでそこに頼むのも微妙と感じてしまい、自分で色々と探すことになります。

 

話を戻してハウスメーカー経由の場合、以下の流れになります。

 

依頼者 → ハウスメーカー → 外工業者

 

と思いきや、実際は以下のケースの方が多そうです。

 

依頼者 → ハウスメーカー → 外工業者 → 施工会社

 

下手するとハウスメーカーと外工業者の間で工務店を挟む事もあるかもしれません。

少なくともタマホームの場合は工務店というのは表向き出てこないし、そこを通して外構をやるということはありませんでした。

 

当然ですけど各社を経由する過程で仲介手数料なり手間賃という形で値段がのっかっていくわけです。1社につき10%から20%が目安みたいで(もっと多いという説も)、末端で100万の仕事だったとしても最低でも120万以上の数字になります。

 

という事情もあるのでしょうけど、自社で職人を抱えているということを売りにしている外構業者もみかけました。

これだと余計な中間マージンもかからないし、同じ社内なので意思の疎通も早そうです。

 

が、私が見積もり取ったころの1社がそれだったのですけど、安くもなんともありませんでした。むしろ対応としては酷かったので即除外したぐらい。

 

よくよく考えてみると、職人を抱えているからと言って安くする理由はないし、雇っていると遊ばせておく余裕はないというリスクがあるので、安いかどうかというのはケースバイケースなのでしょう。ただ値引できる幅としては大きくなる可能性はあります。

 

次に一括見積りサイトです。

これも結局の所は先ほどの例のハウスメーカーが一括見積サイトに変わるだけで、間に入る会社の数は変わりません。

 

依頼者 → 一括見積りサイト → 外工業者(施工も込)

or

依頼者 → 一括見積りサイト → 外工業者 → 施工会社

 

ただ一括見積りサイトの中間マージンはネットの情報を見る限りだと10%以下なので、ハウスメーカーを通すよりかは安くすむ確率が高くなります。

 

余談ですけど、ホームセンター通しが一番高くつくようです。中間マージン40%以上とかの話もちらほら。

 

ここまでの話から、なら直接外構業者に話を通せばいいのではないか?

 

いや、私はそんなふうに考えて、全国の結構なエリアに対応している外構業者に連絡をしてみました。

 

連絡したらそこから地域の外構業者を紹介され、間に入る会社の数は変わらず。

 

依頼者 → 全国展開外工業者 → 各地域の外工業者 → 施工会社

 

ちなみに「全国展開外工業者」は10%の中間マージを取るそうです。「各地域の外工業者」と話していたらぽろっと言っておりました口笛

 

余裕があったのなら、直接「各地域の外工業者」を探すのを頑張るという方法もありました。

それをやっていると年をまたぐことになりそうだったので諦めましたが。

 

ただこれをやったら安くなるという保証はありません。

末端の方にいけばいくほど労力の割には利益は少ないわけで、その少ない利益の金額で直接我々顧客の仕事を受けてくれるかというと、そんな義理もなく。

普段から仕事を流してもらえるからこそ安く仕事を受けている面もあるわけで、一見の客の仕事を安く受ける理由はありません。

 

ですから、一見無駄なようでうまく回っている構造なんだろうなとは思います。

 

ただ外構というのは1度で終わるものでもないというか、1度で終わらせる必要もありません。

2回目以降であれば末端の方の会社と関係を築けているでしょうから、下流側の業者を取引できれば値引の幅は大きくなってくるのではないでしょうか。

 

外構を小分けにして発注すると良い、という説がありますけど、しっかりとした仕事をしてくれたところに次を任せられると同時に、金銭面でもメリットがあると思います。

 

今回のポイント

なんやかんやで高くなる外構工事。