建売物件、中古物件を買おうとするとやはり気になるのは仲介手数料です。
販売額にもよりますが、一般的には以下の金額を取られます。

物件の金額の3.3% + 6.6万 (税込)

5000万の物件なら171万ちょいが取られる計算になります。決して安い金額ではありません。

売り主から直接新築を買うような場合はかかりませんが(オープンハウスは色々あって取られるけど本記事では割愛)、そうでない場合はかかります。中古物件なんかも取られます。

これをなんとかできないのかと「仲介手数料無料」で検索をかけると、仲介手数料無料を謳っている不動産屋がちらほらと出てきます。タイトルの不動産流通システム(REDS)もその1つでした。

理屈としては売り主から手数料を取れる時はタダ、そうでない時は購入金額にもよりますけど最大で半額になります。5000万の物件の例なら手数料が0、もしくは約85万になるわけです。

理屈は納得した。でもやっぱり怪しいような気が・・・と思って評判を調べたのですけど悪い評判はなく。ヒノキヤグループの関連会社ということで、そこまで変なことにもならなそう。とりあえずコンタクトを取ってみることにしました。昨年の11月頃の話です。


非常に感じのいい人で、押し売りをしてくるようなことは全然ありませんでした。逆に言うと向こうからの提案はほぼなく、お願いすれば出してはくれるものの、ほぼネットで見られる情報から出してくる感じでした。

基本的にはSUUMOとかで気になる物件があれば調査をお願いする流れになります。手数料などもそのタイミングで教えてくれます。

一度だけ案内してもらったのですけど、土地と中古物件の両方を回ろうとしたら中古物件のほうは売り切れていて、土地だけの案内になりました。色々と土地の問題点などを指摘していただき、非常に参考になったのを覚えています。

結果的にはここで買うことはありませんでしたけど、悪い選択肢ではなかったのかなとは思っています。

仲介手数料が0になるのは新築戸建て。中古物件、土地は手数料半額でした。かなりいい条件だと思います。正直、タマホームに行かなければここで買っていたかもしれません。

ただやっぱりいいところばかりではなく、欠点があると感じました。

基本的にはSUUMO等に出た物件しか買えない
当たり前なんですが野村不動産等が抱え込んでいる未公開物件は買えません。
細かく条件を言っておけばレインズレベルであれば、ちゃんと紹介してくれるとは思います。
(レインズとは一般には公開されていない不動産会社用の物件検索サイト)


ワンテンポ遅くなるので人気物件は買いにくい
ネットに出た瞬間、色んな人達が目にします。人気のありそうな物件の場合、ここを通していたら買えません。紹介している不動産屋に直接連絡した方がいいです。

ここは売り主を調べるところからスタートするので、少し時間がかかります。その間に買われます。

 

一通りの情報を知っている不動産屋に直接連絡したほうが早いです。またより詳しい情報もそちらの方が持っています。

そもそもここを通す必要がない場合も
例えば飯田産業ならそこと直接やり取りすれば仲介手数料は0です。REDSの欠点というわけではなく不動産会社全般の欠点なのですけど念の為。

結論としては人気物件を買おうとすると、REDSは厳しいです。ただちょっと不人気、あるいは癖があるけど自分的にはOKな物件の場合、ここを通して買うのはありではないでしょうか。

ただ1つ。手数料半額だからと言って、土地の場合は注意が必要です。注文住宅を建てるのならそこのハウスメーカーを通す、あるいは相談しながらやったほうがいいと思います。最悪、家が建ちませんので。

別の話になるので簡単にしますが、注文住宅のハウスメーカーを通して土地の仲介手数料を半額にできたりすることもあるので、その場合はそちらの方が都合がいいかと思います。希望のハウスメーカーがあるなら、そこと相談してみてはどうでしょうか。

ちなみにタマホーム関連会社の1つにタマホーム不動産というのがあります。

今回のポイント
不動産の仲介手数料は高い気がするので気になるのは自然の摂理。