今日は、一族の年に一度のお祭り日。

十数軒の小さな「まけ」=「一族}ではあるが、小さな神社を持っていて、一応神社庁にも届け出をしてある。昨日から、小さなほこらのまわりの草刈をし、のぼりを立てて、今日は神主さんにきてもらい、祝詞をあげてもらう。

 

祭りの準備や、直会(なおらい)の設営は、順番で当番がすることになっている。

そして、今年はわが家が当番だった。

神様にお供えするものは、決まっていて、お酒、野菜、果物、そして尾頭付きの魚だ。

 

魚は「塩ます」と決まっていた。海のない長野県でも比較的、手に入り易い魚だったからそうなったと思う。

昨年までは、唯一、業務スーパーで売っていたのだが、今年は事前に見にいったが、なかった。

下見に近くのスーパーにいくと、手ごろな真鯛があったので、それを買えばいいと思っていた。

 

ところが、今日、いってみると丸の真鯛がないのだ!

あったのは、アマダイ。アマダイは、わが家では「とぼけた顔の鯛」と呼ばれている。

厳かな神事にはふさわしくない、顔を見たら、吹き出してしまうかもしれない。

 

もう一軒のスーパーにいってもない。佐久市のスーパー3軒にもない。

小諸のスーパーに行く頃には、疲れて、お昼ご飯を作る気力もなくなったので、お弁当を買って済ますことにした。すると、そこには真鯛があった。

 

ただ、思っていたのより、だいぶ小さかった。でも、やっとみつかった尾頭付きなので、買うしかないと判断した。

 

天気予報では傘マークがついていた、今日の午後だったが、ほんの少し降っただけで、すぐにやんだ。夫は、あわてて提灯だけは、片付けたが、たいしたことがなくて良かった。

 

お疲れ様でした、夫とわたし。