信州は春真っ盛り。ソメイヨシノは場所によって咲いていたり、まだつぼみだったりするが、

コブシの花、レンギョウ、彼岸桜、枝垂桜、つつじ、花桃、水仙、カタクリ、ムスカリ、オオイヌノフグリ、オドリコソウとありとあらゆる花が咲いている。

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お花見なんていかなくても、そこら中に花なんてたくさんある。」と夫は言うが、まとまった桜も見たいので、明日はカーブスの帰りに、寄り道をしてこよう。

 

そういえば、この間、整体をしてもらっている時に、先生が「竹内まりあの、人生の扉ってしっていますか?」と話しかけてきて、「若い人にはわからないですよね」なんて話したばかりだ。あと何回桜をみることができるのだろう。

 

井形慶子さんの「最後は住みたい町に暮らす」という本を読んだ。

イギリスに家を建てた方なので、ご自身のことかと思ったのだが、そうではなく、両親が大きな家を売って、便利な町中のマンションに住むまでを、東京に住む井形さんが全力でサポートしたはなしだった。何冊も本を書いてきた人だけあって、読みやすい文章だ。

 

歳をとって、色々面倒なことは子どもにやってもらいたいが、親のお金には口を出して欲しくないという親。親が言う「ちゃんとした遺言書」は穴だらけだったり、大事な書類がみつからなかったりと次々と問題が発覚する。それを今までの経験や、世話になった専門家たちの知恵を借りながら解決していく。

 

大きな自宅からマンションへの引っ越しで、持ち物を断捨離する時に、自分たちがプレゼントしたもののほとんどが、「いらない」に分類されて、がっかりしたり、いろいろな思いを抱きながら親の「やりたいこと」に付き合っている。

 

まだ自分はしっかりしている。お父さんより私が先に逝くなんてことはない。と言い切る母親。子どもは大変ね。でも、じっくり話すとわかってくれる母親でよかった。

おしゃれのことや、遺言の書き方についても、たくさん参考になる本だった。