また、食事会をしようね!

そんなことを話したメンバーと久しぶりにランチをした。

年齢も職歴もバラバラ。でも、もう一度会って話したいメンバーだったので、全員がラインを始めたことがわかったので、私が声掛けをした。

誰かが声を掛けなければ、フェードアウトしてしまう。

もちろん、気が進まないメンバーだったら、スルーする。

 

1年ぶりに会ったら、kさんがだいぶスマートになっていた。

でも、しわも増えていたので、そのことには触れなかった。

 

メンバーが集まって話を始めたら、彼女が「体調を崩して、食べられなくなって、10キロ以上体重が落ちたのよね。」と話し始めた。

コロナでもインフルエンザでもないんだけど、なんだかわからない感染症にやられて、10日間、入院して、点滴を受けていたの。というのだ。

 

一応良くなって、退院したけど、定期的に病院へは通っているとか。

 

一年前は、元気の塊みたいな人だったので、ほんとうにびっくりした。

本人はなおさらだと思う。

「今まで自分は老人だなんて思ったことがなかったけど、今回はれっきとした老人だと思ったわ」と言う。確かに私も、入院を経験したら、そう思うような気がする。

 

彼女も友人Aと同じように、すごい働き者で、お赤飯を作る時は、1升5合が単位だというし、お餅は7升ついて、息子家族や弟家族に配るのだそうだ。

お赤飯は作るとしても、3合の私は恥ずかしくて黙っていた。

 

入院中は、夫の食事を息子のお嫁さんや、弟のお嫁さんが、しょっちゅう持ってきてくれたというが、食べなれた味でないせいか、夫は食が進まず、5キロもやせてしまったという。

そればかりか、近所に住んでいる弟までも姉が心配で、5キロもやせたという。

 

病院食は、本当にこれで命がつなげるのかと思う内容で、だとしたら、今までの自分はなんて食べ過ぎていたのだろうと思ったそうだ。

 

「口紅を塗るなんて、半年ぶりよ」と彼女は笑った。

 

来月の日にちを決めて、第一回ランチ会はお開きになった。