首都圏に住む妹が「バラが咲きました。何色だと思う?」とラインを送ってきた。
先月、誕生祝のラインを送った時に「つぼみがつきました。」と言っていたバラのことだ。
そのバラは、昨年の春、兄が実家を処分した時に、妹が「つくかどうかわからないけど挿し木にしてみるわ。」と持ち帰ったものだ。私が十代の頃から家にあったバラなので、色はクリーム色に決まってるじゃない。変なことを聞いてくるのね、と思いながら「クリーム色でしょ。」とそっけない返信をした。
すると、写真が送られてきた。
「えーっ!」と文字を送っても、私の頭は混乱していた。
母が亡くなり、だれも住まなくなってから、15年もたっている。でも、年に2~3度はわたしは実家には行っていた。でも、こんな色のバラを見た記憶がない。クリーム色のバラは切って持ち帰ったことはあるが。
そんなことは知らない妹は「わたしもてっきりクリーム色だと思ってたからびっくりしたの。でも、15年以上の前の記憶だからね。」とラインを送ってきた。
11本挿し木をして、9本が生き残っているとのことだった。
どういうことだろう?不思議でたまらない。