近所にあと数年で100歳を迎えるお年寄りが一人暮らしをしている。
娘さんやお孫さんが、ひんぱんに顔を出したり泊まったりしているので、買い物とかゴミ出しは困ることはないようだ。でも、耳が遠く、歩くのが不自由となると、一人で居る時は大変だ。
先日、地区の中でお葬式があって、そのおばあさんが、自分では行けないので、香典を代理で持って行って欲しいと電話をしてきて、夫が持ちに伺った。その時は2本の杖をつきながら、玄関の外まで出てくれていたので、スムーズに香典を預かることができた。
そして、夫がお葬式から帰って、香典返しを持っていったのだが、なかなか帰ってこない。
心配になるほどの時間が過ぎてから帰ってきた夫によると。
チャイムを鳴らして、「はーい」という返事があるまで5分。それから本人がでてくるまでに10分かかったという。
宅急便の配達員さんだったら、不在票を入れて行っちゃうね。と話したが、再配達でも同じことになるよね。となると、永遠に荷物は届かない。
ぶっそうだから、鍵を開けておくわけにはいかないし・・・。
すべて、「置き配」でお願いするしかないね、と夫と話した。
おばあさんが「置き配」を知っているとは思えないが、娘さんが来ているので、大丈夫だよね。と夫との会話は終わった。
去年の秋ごろは、お孫さんがいない時は自分で回覧板を持ってきていたのに、大分足が弱ってしまった。今は田舎でも、近所同士めったに話をする機会がないので、知らなかった。