夫は「蕎麦の会」に入っていて、毎月仲間たちと、いろいろなお蕎麦を打っている。基本は二八蕎麦だが、粗びき粉を使ったり、十割蕎麦を打ったり、だったん蕎麦というルチンが多く含まれる種類の蕎麦を打ったり、ぼくち蕎麦という、つなぎにお山ぼくちという、植物を使う蕎麦を打ったこともある。


今日、持ち帰ったお蕎麦は、茹でた後の艶が、いつものお蕎麦と違った。歯触りもよく、わたしの好きなタイプのお蕎麦だった。


聞くと、「寒晒し蕎麦」といい、蕎麦の実を普通の寒晒し蕎麦は冷たい水に晒すのだが、これは雪のなかで晒したお蕎麦だという。


一般のお蕎麦より、一手間も二手間もかかっているお蕎麦で、めったに口にできないが、とても美味しかった。