この場合の「大阪のおばちゃん」はおせっかいだけど、親切な人というつもりで使っている。

 

先日出かけた時に、銀行へ行く用事があって、久しぶりに他県の銀行に行った。

通帳の記帳に使っていた支店は、前回行ったら無くなっていて、他の支店で記帳して、通帳が一杯になったので機械で発行しようとしたら「窓口」で発行してもらえとのこと。通帳が古すぎるってこと?車で移動できるうちはいいけど、インターネットBKにしないと、不自由に不自由になるように世の中が進んでいる。

 

受付の番号札をとって、ひとつ置きに座るように指示された椅子でまっていると、「143」番の人が呼ばれた。窓口の上にも「143」が表示されている。

私の隣の隣の男性が持っている番号札が「143」だった。そんなに高齢者ではなさそうだが、聞こえないらしい。銀行にくることもあまりないのか、窓口のところの表示を見ようともしない。窓口の行員は「144」「145」と番号を進め、143はいないものとして仕事をしている。

 

隣だったら、声をかけたと思う。でも、隣の隣は距離がある。

それに、その日は夫が一緒だったので余計に声をかけにくかった。

典型的な信州人の夫は「余計のことはするな」と多分言うだろう。

「待ちくたびれば、自分で窓口に行くんだから他人が口をだすことではない」と言われそうだ。だから、黙っていた。

 

私達の順番になり、用事をすませて立ち去る時もその男性は座っていた。

 

「大阪のおばちゃん」になれなかった自分のために、昨日のブログに添付できなかった写真を少し貼り付けておく。