屋根の上の雪がほとんど落ち、残っていた雪も消えた。

やっと暖かくなり、春の気配を少しだけ感じられるようになった。

 

どこかに行きたいな~と思いながら散歩していたら、

「フルーツのパ」という言葉を思い出した。

 

数年前、-10℃の自宅を出て、-19℃のシカゴで乗り換えて、+20℃のマイアミに到着した。

当時世界一大きな船と言われた船でのカリブ海クルーズに参加したのだ。

クルーズといってもカジュアル船なので、ドレスコードもゆるく、ハードルは高くなかった。

 

出航の時、フォートローダーデールの高級住宅地の人々が手を振ってくれるのが、思いの外嬉しかった。

 

朝食はお決まりのビュッフェスタイルで、様々なお料理が並んでいた。

カフェインレスのコーヒーや、ローファットのヨーグルトなんかも色々な種類があった。

隣のテーブルに座った、十分ふくよかなアメリカ人と思われる女性は、ローファットのヨーグルトを選んでいたが...。「そんな大きなヨーグルト、3つも食べちゃだめでしょ。」と小さな声でつぶやいてしまった。

 

オールインクルーシブではなかったが、無料でいつでも利用できる喫茶店や無料のドーナツやケーキ、ソフトクリームもあり、誘惑は多かった。添乗員から「5キロは太ります。」と脅かされていたので、私はコーヒーだけにした。

 

ディナーは一応正装ををして、その日のメニューから各自が注文するスタイルだった。

日本語のメニューも用意されていて、私たちは併記の英語と両方見ながら、注文した。

日本語のメニューを作っているのは、google 翻訳らしく、英語のメニューを見なければわからないものも結構あった。「フルーツのパ」はそんなメニューのひとつだ。

同じテーブルの人たちと「フルーツのパ」ってなんだろうと、笑いながら頼んだら、普通の「フルーツの盛り合わせ」をウェイターがうやうやしく運んできた。。

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