50年近くかかった末に、喘息が寛解に至った経験をまとめました。
幼少期から喘息の発作に苦しみ、成人しても治らず、ずっと病院通いをしてきた経験から、やっとたどり着いた、ぜんそくから卒業するための「たった3つの習慣」 についてお伝えします。
喘息でお悩みの方、ここに書いた内容をご参考にしてみてください。
ただし、一個人の体験なので、全ての人に有効かどうかはわかりませんので、実践する場合は自己責任でお願いします 。
結論からお伝えすると、ぼくが喘息の症状から完全に解放された3つの習慣は、次の3つです。
少食と低糖質食
アーシング
ストレスコントロール
喘息(ぜんそく)症状から解放される「たった3つの習慣」〜 縄文人になろう!
いまぼくは50代ですが、ここでお伝えする「たった3つの習慣」を続けることで、もう何年もの間、発作も出なくなり、病院にも行かず、薬も使わずに済んでいます。
「完治」したわけではなく、「寛解」に至った、ということだと思っています。
過去の生活習慣、過去の思考に戻らない限りは、ずっといまの状態を維持できるのではないかと思っています。
特に20代、重度の喘息で病院に駆け込んだり、少し落ち着いたかと思ったら、アトピー性皮膚炎が発症したり、アレルギー性鼻炎、心身症になったり、内科、皮膚科、呼吸器科、耳鼻科、心療内科などあちこちの病院に行き、高価なサプリメントをたくさん買ったりもしましたが、根本的な治癒には至りませんでした。
何百万円も、無駄にしました。
当時かかったお医者さんからも、「薬を飲まずに放っておくと、もっと悪化しますよ」と言われたこともありました。
確かに過去と同じことをやっていれば、同じ考え方、同じ生活習慣だったらそれは正しいと言えるかもしれません。
しかし、もし、過去と違うことを始め、違う考え方、違う生活習慣を選んだら、結果は変わるはず。
一生薬漬けで生きたくない。
そう強く思いました。
結局わかったのは、
根本原因は、ふだんの生活習慣の中にある
ということです。
「何かが不足しているから何かを新たにやる」という足し算ではなく、「やめるべきことをやめる」という引き算で考えなくては、なかなか結果がとなって現れてこないのです。
喘息は、生活習慣病。
喘息を治すのに大したお金は必要ありません。
今、喘息で苦しんでいる方にぜひ読んで欲しいです。
真の健康を手に入れて、より良い人生を実現するきっかけになれば幸いです。
ぼくみたいに、どうか大切なお金と時間を無駄にしないでくださいね。
病気との戦いにお金を使うより、早く卒業して、自分の好きなことや、家族と幸せな時間を過ごすことにお金を使いましょう!
自分の喘息年表
自分の人生、生き方を決定づけた、もっとも大きな出来事は、「喘息」です。
これまでの歩みをまとめてみました。
・幼少期: 生まれてすぐ小児喘息の発作が出ていたようです。赤ちゃんなのにお尻がシワシワで母は心配だったそうです。幼少期はしょっちゅう病院に通っていました。幼稚園も長期で休むことが多かったようです。
・小学生〜中学生: 身長も低く、ガリガリに痩せていて、喘息の発作で休むことが多かったです。いじめにも苦しんだ時代でした。
・高校生: 第2次成長期に入ったためか、この頃は発作がほとんど出ませんでした。部活で空手道部に入っていました。
・大学生: アトピーや喘息がぶりかえしました。救急病院にかけこむこともありました。
・就職後の20代: 社会に出てストレス耐性がなく、一番喘息がひどかった時代です。アトピー性皮膚炎も出ていました。心療内科にもかかっていました。内科、呼吸器科、皮膚科、心療内科と、病院ジプシー、ドクターショッピング状態に陥った末、「一生薬を飲み続けないとだめ」みたいなことを言われたこともありましたが「自分で治す方法を探すしかない」という結論にたどり着きました。太極拳 に出会ったのもこのころ。風邪をめったにひかなくなりました。
・30代: 吸入薬(気管支拡張剤)だけで、ほとんどコントロールできていました。会社員をしながら、週末は太極拳の道場通い。師範代の資格をいただき、カルチャー教室の講師となって、初心者の方々に教え始めました。
・40代: 少食 が良いのではないか、と思い、食事の量を徐々に減らしていったところ、発作の頻度が減っただけではなく、体調が随分よくなりました。アロマセラピー でトラウマを解消できたことも好転したきっかけになったと感じています。
・50代: 室内アーシング と低糖質食 を取り入れたところ、薬がまったく不要になりました。
喘息とは?
喘息とは、気管支に炎症が起きて気道が収縮することで呼吸困難な状態に陥る症状です。
ちなみに英語ではAsthmaと言います。
ウィキペディアにも詳しいことが書かれていますが、薬で症状を抑えることが中心に書かれており、本当の原因については触れられていません。
つまり、原因不明の病気ってことでしょうか…
難治性喘息と診断された患者さんは、一生薬を使うしかないのでしょうか…
喘息の原因は?
低中所得国で患者が多いことを考えると、栄養状態の影響もあると考えられますが、自分の経験から、世間一般で言われているような栄養バランスを考えた食事や、サプリメントをとれば改善されるか、というと、そうでもないように思います。
ほんとうに体にとって必要な栄養がバランス良く摂れているかどうかも重要ですが、慢性炎症の元となる炭水化物に栄養が偏っているのではないか、ということが気になります。
都道府県別の患者数から傾向を読み取れないかと思い調べてみましたが、ズバリこれが原因だと言える傾向は読み取れませんでした。
参考記事はこちら↓
炭水化物については後で触れます。
20年以上前、ルイーズ・ヘイの著書『ライフヒーリング』(たま出版)を読みました。
喘息の原因は「息苦しい愛」と書かれていました。
「息苦しい愛」の正体とは何か?
息苦しい愛の正体に気づく。
今になって思うと、この本との出会いが、喘息卒業への第一歩を踏み出せたのかもしれません。
「息苦しい愛」とは、別の言い方をすれば、「他人に押し付けられた価値観」 です。
他人とは、特定の人を指すものとは限りません。
親の生活習慣やしつけだったり、配偶者や家族、学校教育、職場、社会通念、一般常識など様々なレベルで、「自然本来の健康な自分」が、望んでいない価値観が存在します。
他人に押し付けられた価値観が何なのか、しっかり見つめ直してみましょう。
常識を疑ってみることが重要です。
病院で治してもらえるのか?
自分の経験からすれば、お医者さんが根本治癒に導いてくれることはほとんどないのではないかと思います。
なぜなら、西洋医学は対症療法だからです。
炎症を抑えるための薬を処方するように決められているからです。
ぼくの場合は、吸入薬である気管支拡張剤「メプチン」を吸入器を使って、発作が起きそうになったときに吸入していれば、その場しのぎですが、症状を抑えることができていました。
それでも治らないときは、病院に行って吸入してもらうことがありました。
気管支拡張剤は、気管支を広げるだけで、炎症を抑える効果はありません。
炎症を抑えるには、ステロイド系抗炎症剤(副腎皮質ホルモン)の吸入薬も併用しなくてはならないことは、何度も処方されてきたのでよくわかっています。
治らないからといって、ほかのお医者さんに、セカンドオピニオン、サードオピニオンを求めたとしても、おそらく、薬の処方がメインではないかと思います。
中には断食療法などの代替療法を取り入れているお医者さんもいらっしゃるかもしれませんが、根本原因をはらんでいる「ふだんの生活習慣」に戻ってしまうと、また悪くなる、という経験を繰り返している方も多いかもしれません。
一時期の薬で治ってしまった、という方もきっといらっしゃると思います。
たぶんそれは、もともと症状自体が軽かったからだと思います。
ぼくが知りたかったのは、薬で症状を抑える方法、ではなく、薬を使わずに済む方法でした。
そのためには、真の原因の正体 をつきとめなければならなかったわけです。
真の原因は何なのか?
小児喘息で幼稚園、小学校、中学校としょっちゅう休んでいましたが、高校生の成長期にはほとんど発作がでませんでした。高校時代は、空手部に入り、鍛えていたから、ということもよかったのかもしれません。
しかし大学に入り、たばこを2年ほど吸っていた時期もあり、その頃から、ぶり返しました。
そんなことでたばこはすぐ止めましたが、就職してからは精神的ストレスでさらに悪化。
40代までは、薬が手放せませんでした。
そして現在50代。「たった3つの習慣」を身につけて以来、薬も使わずコントロールできています。
60代、70代と歳を重ねていったらどうなるかは未知ですが、この3つの習慣と、太極拳を続けていこうと思います。
内なる声に耳を澄ます
30代以降、よく瞑想をするようになりました。
20代半ばに出会った太極拳がきっかけです。
立禅(站椿(たんとう)功ともいいます)や、座禅が習慣になりました。
瞑想をしていると、いろいろな気づきが自然に起きます。
喘息を起こす真の原因は何か?
喘息は、呼吸の問題。
つまり、
「呼吸の大切さ」に気づかせる病気
だと気づきました。
どのくらい大切か?を問わなくてはなりません。
「息苦しくて、食べ物を食べたくても食べられない」 状況に陥ります。
それはつまり、
「呼吸は、食べ物を食べるより大切である」
ということ。
食べ物は1週間食べなくても餓死することはありませんよね?
でも呼吸(酸素)は、10分も止めることができません。
そこから導かれる答えは、
「そんなに食べるより、呼吸しろ!」
ということです。
もう一つの気づき。
ダニ、ハウスダスト、猫の毛、花粉などアレルゲンといわれるものは、発作のきっかけにすぎないということです。
たしかにアレルゲンを遠ざけることは重要ですが、気温の変化などでも起きたり、朝や夕方に起きたりします。
微量の異物や、環境の微妙な変化に対して、ものすごく敏感な「慢性炎症状態」に陥っている、といえます。
何によって、慢性炎症に陥ったのか?
自然の法則からすれば、なんだ、そんなことかと理解できるのですが、
常識という名の非常識 の中で、思考している限り、真の原因にたどりつけるはずもありません。
あまりにもありふれていて、真の原因を見つけることが難しい病気だった
というのが、ぼくの経験から言えることです。
喘息から卒業するための「たった3つの習慣」
それでは、喘息から卒業するための「たった3つの習慣」についてまとめます。
1. ストレスコントロール
自分をありのまま受け入れることが極めて重要です。
若い頃は、「〜ねばならない」でがんじがらめになっていました。
他人と比較してばかりで、劣等感を抱え、ダメ人間だと思い込み、努力はすれど病気が邪魔をするということをずっと繰り返していました。
離婚をきっかけに、それまでの自分を受け入れざるを得ない状況に追い込まれました。
この時、これ以上の底はないなと開き直れました。
自分を受け入れる。
小さな自信を積み重ねるうちに人生が開けていきます。
他人と比べず、自分らしさを表現してみる。
外見的な幸せよりも、内面に幸せを求める。
ちいさな生きがいをたくさん見つける。
マインドフルネスを学ぶ。
「いまここ」に居続ける。
よく笑い、会話を楽しみ、運動して、
積極的に、酸素を取り込む。
そんなことに取り組んでみることをおすすめします。
2. アーシング(グラウンディング)
アーシングの重要性を知ったのは2018年です。
アメリカのクリントオーバー氏の著書であり、エハンデラヴィ&愛知ソニア氏翻訳、『不調を癒す《地球大地の未解明》パワー アーシング すべての人が知っておくべき重大な医学的真実!』ヒカルランド出版 との出会いからでした。
靴を履くという常識の裏には、大地との絶縁という代償を伴っていたということです。
朝方に発作が出やすくなる、というのも、就寝中ずっと、絶縁状態にあるからではないか、と考えています。
体内静電気が血流を悪化させます。
ほんの少し前までの人間は、自然と一体となって暮らしていました。
体内で発生した静電気は大地とつながっていることで放電されていたのです。
それによって、赤血球がバラバラになっている「血液サラサラ」の状態が保てました。
血液の流れは、摩擦による静電気の発生原因そのもの。
大地と切り離されることにより、フリーラジカル(炎症を発生させる元)がたまりやすくなるわけです。
いまはアーシンググッズを使うことにより、室内でも、就寝中でもアーシングできる環境にしています。
ヒーラーさんがグラウンディングの大切さをよく説いていますが、確かに精神的なグラウンディングも大事ですがそれだけでは不十分です。
真のグラウンディングは、肉体も「電気的に」大地とつながる、ということを生活習慣に取り入れることなのです。
これがきっかけで、自らアーシンググッズの普及活動をしていきたいという思いからアーシンググッズのメーカーに代理店登録して、自分で立ち上げたリザストコミュニティ「いきがいカフェ協会」のショップで、アーシンググッズの販売をしています。
いきがいカフェ協会 (いきがいかふぇきょうかい) - リザスト (reservestock.jp)
3. 少食と低糖質
糖質と大地との絶縁が、「慢性炎症の元」を増大させます。
喘息は慢性炎症です。
慢性炎症を抱えているから、何かのきっかけで、発作が起きることになります。
少食と低糖質(ロカボ)、ケトジェニック、糖質制限、スーパー糖質制限など、食べ方によりいろんな表現がありますが、いまよりも糖質の摂取量を減らすということが、一番お金がかからない、安心安全な体質改善法です。
避けるべきものは炭水化物の量。厳密な制限は不要です。
糖質というと、砂糖が入っているものが浮かびますが、そうではありません。
食べている多くの糖質のほとんどは、炭水化物。
主食です。
その多くは、お米、小麦です。
特に小麦は、パン、ラーメン、うどん、そば、パスタなど美味しいものばかり。
ぼくは小麦で作られた食べ物は今でも大好きですが、極力量を抑えています。
リーキーガット症候群を引き起こす、グルテンが入っているということもあり、意識して避けています。
炭水化物を食べる量が少なくなると、食欲が抑えられます。
食べたい、という衝動にかられることがなくなります。
飢餓感がなくなるのです。
ただ単に、主食を抜くだけでOKです。
僕はハイカカオチョコレートが好きで、毎日食べていますが、主食レスなので、全体の糖質摂取量としては少ないのでしょう。
ぼくの毎日の朝食をご紹介します。
サラダ、ボーンブロススープ、自家発酵の豆乳ヨーグルト、はちみつとMCTオイルをかけたミックスナッツ、ハイカカオチョコレート、自家焙煎のコーヒー。
以前はパンを食べることが多かったですが、いまはほとんど食べなくなりました。
まとめ
以上、お伝えした通り、「たった3つの習慣」とは、ストレスコントロール、アーシング、低糖質の3つです。
これら3つの習慣を実践する人は、「縄文人」ともいえます。
たった3つの生活習慣をたくさんの喘息患者さんと一緒に実践してみたい。
その結果、どうなるかを見届けたい。
ぜんそく患者さんをサポートすることを、生涯のライフワークにしていきたい。
そう思って、この記事を書いてみました。
ここでご紹介した、たった3つの習慣は、免疫力を高めます。
ですので、コロナ対策にも有効ではないか、と思っています。
喘息患者さんをサポートさせていただくプログラムとして、2021年3月から、オンライン太極拳教室を提供しています。
心身のバランスをとりながら、生活習慣を変えていきませんか?
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