*本記事は2018年1月27日にyahooブログに投稿したものです。yahooブログ閉鎖に伴い、こちらに転載しました。
ガーディアンズ
制作国:ロシア(2017)
監督:サリク・アンドレアシアン
脚本:アンドレイ・ガヴリロフ
出演:アントン・ハンプーシュニー他
評価:★☆☆☆☆(星1つ)
本日TBSラジオで放送される『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』の映画批評コーナーで扱われる映画です。映画を観ていた方が楽しく聴けるので観てきたのですが…。
あらすじは旧ソ連の遺伝子操作の実験で超人となったマッドサィエンティスによってロシアが壊滅的な危機に陥ったので、同じく当時の実験で超人となった4人を集めて戦う、というものです。
*ここからネタバレ含みます
まあ、ネタバレもなにもこの4人が戦って敵に勝って終わりです。一つ前の『嘘八百』のレビューに比べるとだいぶ雑なあらすじの書き方になりましたが、そのぐらい内容が無いのです
なんというか仮面ライダーのムービー大戦を、ストーリーはそのままで莫大な予算をかけて作ったような映画でした。
序盤もったいぶらずにとっとと敵とヒーロー4人を登場させて戦わせたのは良かったと思います。ただ肝心のヒーローのアクションはパッとしなかったというのが正直な感想でした。やっぱりマーベル映画のアクションに見慣れてしまうとかなり物足りない感じでした。個々のキャラクターの特性はマーベルと微妙に違っていてこれはこれで面白い見せ方ができそうな気がするのですが…。この点がヒーロー映画としてとても残念でした。
お話の面は先に書いたようにもう中身がまるでありません。中身が無いだけならそれはそれで思い切りが良くていいのですが、この話では中途半端にそれぞれのキャラクターの苦悩を描こうとしており、それが凄くこの映画ではノイズになっていると思います。というのはそれぞれのキャラクターの苦悩が眼前の戦いと全く関連がないことばかりなのです。ウダウダしてないで早く戦ってくれ…と思いながら観てしまいました。
そして結末に至るロジックも唐突というか、ご都合主義の極みのような展開です。とってつけたように「彼らの人間性が勝った」なんてセリフが出てくるのですが、ここまで人間性がどうこうみたいな話も出てこないので、本当に全てが唐突です。
このジャンルの映画で89分というのは相当タイトな尺なので説明不足なところはしょうがないのかもしれないですが、アクションを工夫したり、無駄に湿っぽい部分無くしたりすれば89分のままでももっといい映画に出来たんじゃないかと思います。マーベルの映画と比較されがちな雰囲気の映画ですが、マーベルの足元にも及ばないと思います。