*本記事は2018年7月14日にyahooブログに投稿したものです。yahooブログ閉鎖に伴いこちらに転載しました。
ハン・ソロ スターウォーズ・ストーリー
制作国:アメリカ(2018)
上映時間:135分
監督:ロン・ハワード
脚本:ジョナサン・カスダン ローレンス・カスダン
出演:オールデン・エアエンライク、ウッディ・ハレルソン 他
あらすじ
ハン・ソロ(オールデン・エアエンライク)は、恋人のキーラ(エミリア・クラーク)と共に劣悪な環境である惑星コレリアから脱出を試みるが、あと一歩のところでキーラは脱出に失敗し、コレリアに取り残される。キーラを迎えにコレリアに戻るため、ソロはパイロットになることを決意し帝国軍のアカデミーに入隊する。
3年後、戦地でチューバッカ(ヨーナス・スオタモ)に出会ったソロは、彼とともにギャングのドバイアス・ベケット(ウッディ・ハレルソン)のチームに入ることになる。ベケットともに帝国軍からコアクシウムという高価な燃料を強奪する作戦に参加するが、別のギャングの集団に妨害されて失敗に終わってしまう。このままではベケットの雇い主であるドライデン・ヴォス(ポール・ベタニー)に殺されてしまうため、一行はヴォスのもとに代替案の交渉に向かう。
ヴォスのもとにやってきたソロはそこでキーラと再会する。キーラはヴォスの副官だった。ソロとベケットはヴォスに精製前のコアクシウムを強奪し、ヴォスとコアクシウムを精製する星で落ち合うプランを提案する。ヴォスはこれを承認し、一行のお目付け役としてキーラを同行させる。キーラは一行をランド・カルリシアン(ドナルド・クローヴァー)に引き合わせる。ランドと副操縦士のL3(声:フィービー・ウォーラー=ブリッジ)と共に彼らの船であるミレニアム・ファルコン号に乗って、一行はコアクシウムを採掘する惑星に飛び立つ。
評価:★★★★☆
◆感想(ネタバレなし)
アメリカでの興行が振るわなかったとのことですが、おもしろかったと思います。ソロのキャラクターの描き方がとても良かったです。ハリソン・フォードが演じたソロがそのまま若いのではなく、それよりもずっと垢ぬけない純粋な正義や愛を信じている人物として描かれていました。本作ではそのソロが生きていく上で必要なしたたかさを身につけていく話となっています。クライマックスの展開でちょっと気になったことはあったものの概ね満足できる作品した。
*以下ネタバレです
◆ネタバレ
一行はコアクシウムの原料の奪取に成功したものの、L3が破壊されてしまい、ランドも負傷してしまう。二人の代わりにチューバッカとソロがミレニアム・ファルコンを操縦し、ケッセル・ランを飛んで、ヴォスと落ち合う予定の星へ到着する。ソロに船を壊されかけたことに腹を立てたランドは一行を残していずこかへと飛び立ってしまう。
ソロはそこで帝国からコアクシウムを奪うときに妨害してきたギャングと再び遭遇するが、実は彼女たちは帝国に圧制に反逆を企てる反乱者集団であることがわかる。ソロは彼らの志に共鳴し、ベケットにコアクシウムを彼らに渡すことを提案するが、ベケットはそれに反対してタトゥイーンに去る。
ソロとキーラはヴォスを騙す作戦を立てるが、タトゥイーンに去ったと思われたベケットが実はヴォスに内通していたことがわかる。しかし、ソロもベケットの裏切りを予期しており、コアクシウムをめぐってソロ&キーラvsヴォスvsベケットの三つ巴の戦いが始まる。キーラがヴォスを、ソロがベケットをそれぞれ倒してコアクシウムは反乱者達の手にわたる。しかし、ソロと別れたキーラは一人、真の彼女の主人であるモール(レイ・パーク)と交信し、ソロとチューバッカを残して飛び去っていった。
◆感想(ネタバレあり)
全体に面白かったのですが、気になったこと終盤にかけていくつかありました。
①モールを蘇らせちゃってよかったのか
ラストでキーラの真の主としてホログラムでモールが登場します。スターウォーズエピソード1で登場し、オビワンに倒された後、3Dアニメ版の『クローンウォーズ』で復活したキャラクターです。私もとても好きなキャラクターの一人なのですが、正直今作での復活は無しだったと思います。エピソード1で真っ二つにされたはずのキャラクターが実写で蘇ってしまったのはすごく違和感がありましたし、アニメを観てなかった人はポカンとしてしまったと思います。
②キーラはほんとにクレバーなのか?
今作のヒロインであるキーラはどんな人物に加担しようと「生き延びる」ことを選ぶクレバーな女性として描かれます…が、ぶっちゃけその割にはソロとの冒険はかなり命がけで、本当に生き延びることに最大の重きを置く人間なら、この冒険そのものを回避すべきだったのではないかという気がしてしまいます。
③ものすごく非効率な武器
ドライデン・ヴォスが今作で使う武器がミニライトセーバー(?)のような短刀なのですが、銃を持っている相手と戦うのにものすごく非効率的な武器でした。なんというか、スターウォーズだからやっぱり光る剣が出てこないと、みたいなメタ的な事情を感じました。
いろいろ不満を書きましたが、これまでのスターウォーズサーガにはなかったほろ苦いラストはなかなか良かったと思いました。
◆まとめ
・キーラとモールについて気になる部分はあったが概ね満足できる作品でした。