ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー
制作国:日本(2019)
上映時間:55分
日本公開日:2019年5月3日
監督:加藤弘之
脚本:荒川稔久
出演:伊藤あさひ、結木滉星 他
あらすじ:ルパンレンジャーの魁利、透真、初美花が、並行宇宙からやってきたホシ☆ミナト一味に誘拐されてしまう。そこには国際警察が偶然居合わせていたが、空から落ちてきたラッキーに邪魔され救出に失敗。現場にはミナトの忘れたギターだけが取り残される。公務を妨害したとして逮捕されたラッキーは、自分は救世主=宇宙戦隊キュウレンジャーだと名乗り、地球に迫る危機を訴えるが、誰も取り合ってはくれない。やがて、一連の事件の裏には、宇宙幕府ジャークマターのドン・アルカゲの姿があることが判明。ドン・アルカゲはミナトのギターに隠された秘密を狙い、ギャンブラー怪人と手を組んでいた。
評価:★★★☆☆
◆感想
先月公開の『アベンジャーズ エンドゲーム』では(多分)総勢28人のヒーローが登場しました。それに対抗して…ではないでしょうが、国産ヒーローも19人がアッセンブルします。人数では勝てませんが尺とバジェットに対するヒーローの詰め込み具合では断然こっちが上です![]()
一応本作に対する個人的なスタンスを説明しておくと、『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』は概ねテレビシリーズを観ていました(最終回だけまだ見られてないのですが
)。ルパパトはもう何と言ってもパトレン3号の奥山かずさが可愛すぎます
こんな正統派美人でプロポーションのいい子が良く今まで潜んでいたものだと思いました。今は週刊誌のグラビアに引っ張りだこみたいですが、是非役者としてもブレイクして欲しいです![]()
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キュウレンジャーについては昨年のVシネマの『宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』しか観ていないのですが、一応主要キャラクターは把握しています。
今作は55分という非常にタイトな尺の中で巧く話をまとめたと思います。特に圭一郎とラッキーが分かり合うくだりには感心してしまいました。唯一残念だったのはアクション。決してダメなわけではないのですが『怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film』のアクションがもの凄く良かったので、それに比べると少し見劣りしてしまった気がします。ドローンを使った撮影の場面もあるのですが、そこでキャラクター達が皆飛び道具を使っているせいであまり動きにおもしろさが無く、勿体ないドローンの使い方だった気がしました。
*以下ネタバレです
◆ネタバレ
ミナトのギターはドン・アルカゲに奪われてしまう。ドン・アルカゲはそこに宿っていた強大なエネルギーを取り込んで力を得るが、ルパンレンジャー、パトレンジャー、キュウレンジャーの共闘で撃破される。
◆感想(ネタバレあり)
壁や階段などの人工物を利用しての縦方向へのアクションがルパンレンジャーの持ち味ですが、戦隊ものお約束のだだっ広い平原での戦闘になってしまうと、その持ち味が発揮しにくかった印象があります。恐らくそれを考慮して中盤でルパンレンジャーが屋内の戦いで中ボスを倒すくだりがあったのではないでしょうか。ただ、この戦いは一緒に戦っていたキュウレンジャーのメンバーが相対的にすごく弱く描かれてしまったのでもう少し工夫があっても良かった気がします。
あと本当に突然現れたジュウオウジャーのみっちゃんはいったい何だったんでしょうか
唐突な登場にもびっくりしましたが、それを“細かいことはいいの”というセリフでなんとか(なってなかったけど)したのに一番びっくりしました。完全にイッちゃった人にしか見えなかったです(笑)
クロスオーバーの描き方は良かったと思います。流石に人数が多かったので全員にフォーカスを当てることはできず、圭一郎×ラッキーとナーガ&バランス×ルパンレンジャー3人の絡みがほとんどでしたが、これは許容範囲な気がします。“ドン・アルマゲ”という名前に対する圭一郎のメタ的で真っ当過ぎる突込みや、キュウレンジャーが以前に宇宙刑事と一緒に戦ったことを踏まえてのセリフなど、良かったところが随所にあったと思います。
本物より後に表れた存在を影武者と呼ぶのかとか、ミナト達にあげる予定だった身代金は結局どうなったのかとか、つっこみどころは無いわけではないですが、スーパー戦隊の『VSシリーズ』としては概ね満足です。