マーティン・ガリード・ライミス『ROOM-H6』:人体切断後の手術台を雑巾でぬぐう地味な作業 | 灰色の脳細胞:JAZZよりほかに聴くものもなし

マーティン・ガリード・ライミス『ROOM-H6』:人体切断後の手術台を雑巾でぬぐう地味な作業

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ROOM-H6

自らの罪を不特定の他者に転嫁し、その罪を彼/彼女の懲罰の死により償わせることで自らも救われようという心理と、屈折した自己顕示欲が絡み合ったことに起因する、ある種のシリアルキラーに見られる連続殺人を徹底してつまらなく描いた駄作。

残酷でもなければ美しくもなくスラップスティックのごとき騒々しさもヒューモアもない。朽ちたホテルに監禁される娼婦、チェーンソーなどといった定型を、定型としてすら使えていない。

ただし血液の汚れを防ぐために監禁拷問部屋をビニールシートで覆い、人体を切断したあとの手術台を雑巾でぬぐうといった作業を何の気なしに織り込んだのは、死体処理の困難さを唐突に突きつけてなかなかおもしろい。みな罪体の抹消には大変苦労してきたのである。

★★☆☆☆
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