おはようございます。

哲学カフェの感想② 平澤先生


「新年、最初の哲学カフェ、皆さんで盛り上げてくださって、うれしい限りです。
久しぶりに皆さんと哲学対話できて、とても楽しかった」とおっしゃってくださいました。

私達も、とても嬉しかったです!
ご一緒してくださり、ありがとうございました❤️

平澤孝枝 先生のご所属は、理工学部バイオサイエンス学科。
ご専門は、脳神経科学や神経生理学。
以前に参加してくださった哲学カフェのテーマは、「学校の授業に道徳を教科として導入することについて」、「お手伝いは仕事か?」です。

今回は、「ルール」。ルールといえば、まさに動物の世界でも行動制御に関わるもの。動物がルールを守るとき・従うとき・逸れるときは、脳の中でどのような反応が起こっているのか?興味が尽きません。

----------哲学カフェ感想------------

帝京大学 理工学部 バイオサイエンス学科 平澤孝枝
 
久しぶりのママさん哲学カフェの参加だったので少しドキドキでしたが、とてもスムーズに安心して対話に入ることが出来ました。きっと皆さんがこの何年かの哲学カフェで培われた雰囲気なのだと思います。今回のテーマは「ルール」でしたが、話題は尽きず、まだまだ家庭のルールや社会のルール、会社のルールなど様々な場面で考えることがあるなぁと終わってから思いました。特に、私も子育て中で反抗期の息子とのルールの設定にはものすごく難しさや憤りを感じることが多いので、皆さんのお話を聞いて色々思うことが多かった会でした。社会や集団生活の中でルールってなくてはいけないのですが、なぜある時は窮屈に感じるのかな?一方で、それを窮屈に感じない人もいるんだよなと思う。逆にルールがないと自由に感じるのか、と考えるとそれはそれで不安になったりする。お互いの考えの中で共通の必要な枠を決めれば良いのか?と考えると身近に家庭のルールはそうだよなと合点がいきました。だから校則ってやはり難しいですよね。高校生の哲学対話の授業で制服の話になった時も、個性を殺すという意見の一方で、個性は制服で表さなくて良いのでは?(哲学カフェでも出ていましたね)という意見もあり、どちらも納得しました。自由であるほど実は自由ではない、なぜなら自分で考えて、自分を律して生きていくことほど難しいことはないからだと考えると、制服があって規則があった方が余計なところを考える必要はなくなる(もちろん、オシャレが大事な人には、余計な事ではないのですが)からかもしれないです。ネットの中での社会も、本音で話しましょうと言いながら、炎上が怖いので上っ面だけしか話せないのは、やはりお互いが顔や膝を付き合わせて話すことがないからではないかと思います。だから、実はオフ会って大事で、結局みんな顔見て話したいんではないのかな。今回は老若男女様々な世代の方が入っての会で、とても楽しい時間でした。また是非参加させてください。ありがとうございました。

平澤孝枝