久しぶりの投稿となります!

これはどうしても書かなければ、という素敵な日本の食文化に出会ったんです。

 

 

 

東京・新橋にあります『とっとり・おかやま新橋館』さんにてESSEさん主催の『おいしい岡山ランチタイムセミナー』に参加してきました。

そこで出会ったのは、備前焼など岡山の様々な名産品、そして岡山の酒!

 

 

日本酒というと、お米どころ東北地方というイメージがあったのですが、岡山にもこんなにたくさんの日本酒があったんだ!ということに、まず驚きました。

 

岡山は中国山地から流れる一級河川(吉井川、旭川、高梨川)が、中国山地の花崗岩地帯の土砂を大量に平野部に流してできた肥沃な土壌が特徴です。

 

滋味豊かな土壌。

三本の一級河川による良質で豊富な伏流水(地下水)。

温暖な気候。

 

これらが酒造りに適した良質の米を育んでいるんですね。

 

その恵まれた環境を生かして、岡山県では他の地域ではほぼ栽培されていない『特別なお米』を栽培しているんだそうです!それが酒米『雄町』です。

 

『山田錦』ってよく知られてる酒米ですが、『雄町』は品種改良の系譜でいくとそのおじいちゃん、おばあちゃんにあたります。岡山発祥の日本最古の原生種だそうです!

 

そんな雄町を使用した日本酒、飲んでみましたよ。

 

スッキリしてる中でも「お米の酒だ」ってわかる、しっかりした味わいがあります。

 

雄町は他の酒米に比べて背丈が高いため倒れやすく、原種だけに病害虫にも弱いため、栽培が難しく生産量が少ない希少性の高い酒米。『幻の酒米』とも言われているそうですよ。

 

米作環境に恵まれている岡山といえど『雄町』を作るのは簡単ではなく、一時は絶滅寸前の危機となりましたが、地元の蔵元や農家の尽力で復活。今『雄町』のお酒を飲めるのは、岡山の人々の熱意と努力のタマモノなんですね。

 

岡山の逸品の数々。豊かな土地だけにどれもこれも美味しそう。

 

 

古くは古事記にも記載のあった日本酒。日本の神話にも出てくるほどその歴史は古いのですが、そんな時代から受け継がれる『雄町』をいただくと、そんな長い長い日本の歴史を感じます。

 

昨今は温暖化の影響で岡山を含む全国各地で水害が発生しています。古来の日本酒も味を守る農家さん蔵元さんの苦労は相当なものでしょう。この素晴らしい日本酒の文化が、ずっとずっと受け継がれていきますように。

 

桃やぶどう果物の恵み深き岡山だけに、フルーティなお酒も揃ってます!

 

私たちは飲んで、愛することで応援できますよ!

これら希少な岡山のお酒をゲットするなら、ぜひ『とっとりおかやま新橋館』に遊びに行ってみてください。

 

▶︎とっとりおかやま新橋館 HP