今回の、父の介護を経験させてもらったことを日記に残しておきたくて、書かせていただきます。
一日の始まりは、早朝5時半。
私は1時間早く起きて、ちょっと仕事を・・・。
まず、父の体をふく作業から始まります。
最初は、あんなに体格のよかった父だったのに、歩かなくなった足はとても細くショックを受けました。
毎朝の体ふきがどれほど大切な事か、とても感じました。
ベビマの教室をさせていただいてた時、赤ちゃんの体に毎日触れているとちょっとした異変もすぐにキャッチできると伝えてきました。
それは赤ちゃんに限らず、老人も一緒です。
毎日毎日、父の体の隅々まであったかいタオルで拭いてると、昨日なかったところに傷が見つかったり、治ってきたり・・・、めちゃくちゃ父の体のことを把握することができます。
着替えをするとき、車いすに乗せる時、毎日毎日やっていくうちにコツのようなものがわかってきました。
次はこうしようとか、ご飯の介助をするときのスプーンの角度までだんだん父の好みがわかってきます。
時に、父の元気だった時のことを思い出し、父が今の私の仕事にどんなアドバイスをしてくれたんだろう?聞きたかったなぁ!!なんて思うこともしばしば・・・。
父は小さい時から高校生になっても、大学になっても、社会人になっても実家で過ごすときには、欠かさずしてくれてたことがあります。
毎晩、トイレに起きると私の部屋に来てくれて様子を見ては『チュッ』とちゅうをしてくれ、布団をきせてくれました。
私も、自然と寝る前・トイレに起きた時、父の部屋の前を通るとき同じことをしていました。
また、2人の王子も同じことをしている姿を見るとうれしくて・・・。
王子たちも王子たちなりに、父の介護のお手伝いをたくさんしてくれました、。
父のおむつ替えの時は、さっと新聞紙とゴム手袋を用意してくれたり・・・。
父が眼鏡をはずしてる時、不安にならに様に『じいじ~じいじ~』っと声をかけてあげて手をさすってあげていました。
感謝することもいっぱいありました。
父の介護をサポートしてくれる多くの方へです。
訪問看護師さん、食事を作ってくれるヘルパーさん・そして病院の送り迎えをしてくださるヘルパーさんと運転手さん・お風呂に入れてくれるヘルパーさん達です。
介護は家族だけでは限界があります。
地域の方の手助けの元、成り立っているんだと痛感しました。
私がお手伝いさせてもらった3週間なんて、ホントに微々たるものですがそれを毎日そばでしている母や兄には『ありがとう』っという言葉しかありません。
正直、マザープラスの仕事がとても大事な時期だったので、母に行くとは行ったものの直前までどうしようか迷ったのも確かです。そんな時、パパが背中を押してくれました。
そんなんで傾く会社やったら最初っからやめたら~っと!!
スタッフのみんなにいろんなことを託して行くことができました。ホントにありがとう。
大好きな父ですが、この経験をさせてもらってより一層愛おしく思えるようになりました。
もちろん母もです。
父をとても大事に思う気持ち、そう思う気持を自然に抱かしてくれるのは他でもなく父が私を大事に大事に育ててくれたからです。
父の子どもに生まれてきて、父は私にいろんなことを伝えてくれています。
これから先も、父から教わることをたくさんあるんだろうな・・・。
帰りぎわ、寂しくて寂しくて・・・。泣いちゃいました。
この3週間・私をサポートして下さった中西さんをはじめスタッフのみんな、皆さんがいてくれたから父の介護に集中することができました。心から感謝しています。
そして、何の愚痴も言わずに実家に行ってこいと送り出してくれたパパ。いつもホントにありがとう。
2人の王子達、違う環境のもと風邪も引かずに保育所に毎日楽しそうに通ってくれて、ご飯もモリモリ食べてくれて、お手伝いもいっぱいしてくれて、ホントにありがとう。
今日、母に電話したら『静かになってさみしいわ~』っと言っていました。
これからも時間の許す限り、実家のお手伝いに帰ろうと思います。
楽しく幸せな3週間でした。