不登校初日。





娘は学校に行きたくないと、寝ていたので、気持ちを落ち着かせるためにも、強制的に行きなさいと起こす事はしませんでした。





無理矢理行かせて、何かあっても困ると言う気持ちもありました。

娘の気持ちも分かるので、ここで何かあったらそれこそ、本当に悔やまれると…
少し落ち着くのであれば、2、3日休ませようと…。



昔、私のバイト先の男の子が自殺をしてしまった事がありました。

とっても、優しくて、明るくて、真面目な男の子でした。
年は彼の方が一つ上だったのですが、みんなで仲良く、カラオケに行ったり遊んだりする仲でした。

あまりに優しすぎて、真面目過ぎて、彼は急性うつ病になってしまったと葬儀の時にご家族が言っていました。

言動や行動が心配になって、家にいたそうなのですが、

「お母さん!もう僕直ったよ!大丈夫みたい!」


「そう!良かったわ。」

とやり取りをした2.3時間後、彼は亡くなったそうです。
病院の予約もしていて、通院する前に起きてしまったそうです。



まだ彼は20歳でした。
身近な死は初めての事だったので、とてもショックでした。




そして、私の母もうつ病を患っていました。
もう、長くうつ病を訴えていて、自殺未遂をしたことも何度もありました。
目の当たりにする私にとって、私自身は生きていく事に必死でした。


母にも生きていてもらいたかった。





仕事をしながら、少し合間に娘にメールをしてみていました。




「起きたかな?   ご飯食べたかな?」


などと、当たり障り無い事を。



ただ、午後になっても返事は無く、電話をしてみても、出ないし、折り返しも無い。




不安でした。





もしも、変な事考えていたら…
きっと電話に気がつかないだけ…





でも…。






連絡さえつけば安心なのですが、全く連絡が無かったので、気持ちだけは焦って、落ち着きませんでした。