こんにちは
Laughing English club のAyuです
生徒さんへ配信していた記事のまとめとして3カ月前から始めたこのブログですが、最近は私にとっても自身の考えをまとめる良い機会になっています
読んでくださる方が少しでも読んでよかったと思って頂ける記事をかいていければと思っています
どうぞよろしくお願いします
さて、今回は、前回の続き、英語脳の作り方 vol.2
です
![アップ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/173.gif)
日本の英語教育では
読めるようにはなっても
話せるようにはならない
となかなか厳しいことをお話ししましたが、
それが、何故か、をもう少し掘り下げていきたいと思います。
(※正確には、日本の英語教育では、臨場感を感じながら自然に「読めるようになる」とも私は思っていません)
日本の英語教育の何がそうさせているのでしょう?
皆さん、おわかりですね。
試験に合格するための英語教育
試験ありきの英語教育だからですね
誤解していただきたくないのは
試験そのものが悪いわけではないんですね。
試験、テスト、というのは、理解度を測るためには必要且つ合理的な方法です。
ただ、悲しいかな、テストを作る側の意図が、そのまんま生徒に反映されているか、、というと、案外そうでもない、どころか、少しも伝わってない時すらある、ということです。
日本の中学英語の内容、シラバスは、なかなか素晴らしいものです。
文法内容も単語も、必須のものばかりです。
けれどテスト内容は、単語や穴埋め、リスニング、中心です。
想像してみてください。
もし、高校受験に、なかなかのボリュームのスピーキングテスト、と、ライティングテストが必須になったら、、、???
現行の学習内容も大きくかわると思いませんか?
今の学習方法で穴埋めに慣れてしまってる子供達に自分の言葉で自分の気持ちや状況を喋ることを求めるのはあまりに酷です
ネイティブの発音、スピードについていき、適切に返答するのはかなりハードなはず
逆をかえせば
今の英語教育は残念ながら
「喋れるようになること」にプライオリティが置かれていないということです。
「より文法を理解して正解を導き出すこと」にプライオリティが置かれているのですね。
ですから、もちろん子供達が悪いわけではありませんね。
システムそのもの、の問題です
Passive learning 受動的授業形態
Active learning 能動的授業形態
というのを耳にしたことがありますか?
英語に限らず、どの教科も日本は圧倒的にPassive learning の形態を採用しています。
教師が教壇に立ち、黒板やホワイトボードに書いたこと、話すことを、生徒側が聞いて理解していく、というお馴染みの方法です。
一方Active learning は、ロールプレイング、ゲーム、ディスカッションを通して生徒を積極的に参加させていく方法ですね。
欧米型とも言えますね。
留学時代、初めてロールプレイング、ディスカッション、ゲームなどをするクラスを受けた時、
「遊んでるのかな?」
と思いましたし、
積極的にディスカッションやロールプレイングなどを経験したことがないので、かなり戸惑ったのを覚えています。
少しずつ、Active learning を取り入れようという動きも見られますが、1クラスの人数が多い一方教師の数が少なく、シラバスをこなすだけで手一杯の日本の教育事情では、なかなか上手くこの形態を活用するのは難しいように感じます。
でも!
語学というものの本質から考えた時
Passive learning だけでは、話せるようになるはずがないんですね。
なぜなら、言葉、だから。
言葉は、Activeに、使うものだからです
今後もPassive learning を続ける限り、穴埋めやリスニングの受け身のテストで、科目としての英語の理解度を判別する方法しかなく、
「学生時代英語やったのに喋れない」日本人を量産していくことになるのは避けられないかな、、と思われます
今までお話ししている「日本の英語教育」というのは、一般的な公立小中の場合です。
もちろん、学校によっては素晴らしい英語教育を提供しているところ沢山ありますよね。
インターナショナルスクールも増えていますし、英語で行うナーサリーも増えてますね
私たちの時代よりかなり広い選択肢から選べるようになりましたね
でもそういう特別な学校や幼稚園は、やはりそれなりに費用が高いですね
普通の一般的な家庭の子供にはなかなかピンとこない金額だったりもします
それに加えて、ホームステイ、留学、となると、更にお金が掛かりますよね
「今のシステムでは、結局お金持ちしか英語を喋れるようにならないってことやない?」
友人がそう言ったときかなり衝撃をうけました
お金持ちしか英語をものにできない
つまり
英語習得にはお金が掛かる
この日本の現実と日本人のマインドセットに改めて痛感しました。
まず、声を大にしてお伝えしたいのは
英語習得には莫大なお金を掛けなくても十分可能です
インターナショナルスクールに行かなくても
留学しなくても
英語は習得できます
以前の記事にも書いてますが、
私は
留学失敗者です
「私には語学の才能がないんじゃないか。」
そう思い込んで諦めていました。
帰国後、留学しなくても英語を流暢に話している先生達に沢山出会いました。
恥ずかしい経験を沢山しました。
留学していた先生方も、「ただ留学したから喋れるようになった」わけではないことを身をもって知りました。
私もそうなりたい!!
つよ〜くそう感じてる自分に気がついた時、
「そうなる私に」コミットしました。
そして、今、
「途中で諦めなくてよかった!!」
「英語を好きでよかった!」
と心からそう思っています
少なくとも今の私は、ネイティブに「カナダに4年いた」と言っても、「え??うそでしょ?」とは言われません笑笑
「あーだから喋れるんだ」と返されます
ま、本来当たり前のことですが💦
ここらへんのエピソードはこちら
18〜19の頃のワタシは会話中にわからない言葉や聞き取れない言葉があると、「恥ずかしい!」「わからないと思われたくないからわかったフリをしよう」と思っていました
今は、会話中にわからない言葉や聞き取れない言葉があっても、全く恥ずかしくありません。
なんなら、自分が理解するまで聞き倒しますし、
分からなくて当然だ、と思っています。
かなり図々しい中年女ですww
だってネイティブじゃないから
「聞き取れなかったー!教えてくれる?」と聞いて嫌な顔するネイティブな会ったこともありません。
ネイティブじゃないのは向こうもわかっているから
今思えば当たり前のことなんですが、
当時のワタシは全然腑に落とすことができませんでしたね
英語を〈科目〉として正解vs不正解の世界で勉強してきたワタシにとって、言い間違えることは当初とても怖いものでした。
ネイティブは簡単に言うんですよね。
「間違ってもいいからどんどん話さないと!」
ってww
それができないんだよ
優しさなのは十分わかりますよ。
捻くれていたのはワタシだってのもわかります。
でも、そう言われれば言われるほど、英語で話すことが怖くなっていった18歳のワタシだったのです。
この時のワタシの状態こそ
passive learnerの悲劇
ですね
とにもかくにも
ワタクシの黒歴史は、今になれば貴重な体験でしかありません
ネイティブには、逆立ちしたって味わえない体験ですから
単語数も負けますよ。
リスニング力だって劣ります。
ナチュラルさだって勝てません。
が、しかし!
あんな黒歴史を持つワタシが普通に楽しく話せるようになり、今でも英語が楽しくて楽しくて仕方ない人間になった、この過程は、ネイティブには絶対に味わえない醍醐味
ネイティブには、理解し得ない落とし穴にまんまとはまってきたからこそ、見ることができた景色があるんです
しかも、日本語英語教育の素晴らしいところ、これはやっててよかった〜
という部分も沢山みつけることが出来ました。
典型的なお勉強型の日本人の方々に、この醍醐味をシェアしたい!
子供達に英語を大好きになってもらいたい
そんな想いで始めたLaughing English club です
さてさて、、
いよいよ次回はHOWに入ります!
今日はこの辺で。。。