さて、今回は、名詞のwhileを使った表現に
どんなものがあるのかみていきましょう!


whiieにaがついて名詞になったらどんな意味になるでしょう。


a while そこそこの時間

It’s been a while since I saw you (last time).

貴方に(最後に)会ってから随分経ちましたよね〜。(=お久しぶりですね)

「久しぶりやね〜」という時のテッパンフレーズですね。
It’s は、it hasの省略形で、この文は完了形というものになります。完了形はまた改めて記事にしていきますので今の時点ではそこらへんはあまり難しく考えず、テッパンフレーズとしてインプットすることをオススメします。


last time は、省く時の方が多く、
a while の部分がa long time, agesになる時もありますが、どれも「久しぶり!」を表します。

It’s been a while!
It’s been a long time!
It’s been ages!

agesを使うと「本当に久しぶり!」という感覚になりますね。  

何が久しぶりなのか伝えたい時はsinceを使って久しぶりな出来事を加えます。

It’s been a while since I played tennis (last time).

テニスを(最後に)した時から随分時間が経ったよ。=テニスするの久しぶりだなあ。


It’s been a while since I studied English (last time ).

英語を(最後に)勉強してから随分と時間がたったよ。=英語勉強するの久しぶりだなあ。

↑の様に、since以下に何が久々なのかを過去形で加えるとより詳しく相手に伝えることが出来ます。直訳を見ればなぜ過去形になるのかは分かりますね。

※余談ですが、「久しぶり」の表現で日本人に有名な「Long time no see」は、実際日本語の「久しぶり」とは少しニュアンスが違い、日常会話ではあまり聞きません。かなり長い間会ってない友人や知り合いなどと会った時には使うかな、、といった感じです。
その場合も、
Long time!! めっちゃ久々やん!!
みたいに、no seeを省く事が多々ありますw
反面、こちらのIt’s been a whileは、本当に良く使われますので、ぜひこの機会にインプットしてしまいましょう!

話を戻して、、、

接続詞whileのイメージは[時の重なり、同時性]でしたね。
ですから〜している間に]と解釈しましたね。

そのwhileにaをつけてリアリティの世界に持ってくると、、、

〈間/期間〉=duration of time という解釈になる、というわけです。(わからない人は冠詞のaの概念をもう一度読んでみてくださいね)
ですからwhiieにaがつくと、感覚的には【そこそこ長い時間】を表します。

これが、実に使い勝手が良い!
まさに日本語の〈そこそこ〉に似ていて時と場合によって様々に変化してくれます。
数十分で使う時もあれば、数時間、数日間、数ヶ月間として使う時もあるので、ざっくりとある程度の期間を表したい時に頻繁に使われます。


たとえば、、、


It took a while to get used to life here.
ここでの生活に慣れるには結構時間がかかりました。(get used to 〜=〜に慣れる)

It could take me a while to get over him.
かれ(との失恋)を乗り越えるにはなかなか時間がかかりそう。(get over〜=〜を乗り越える)

It’ll take a while for you to arrive.
貴方たちが到着するにはまだ時間がかかりそう。


正確な時間はわからないけど、〈そこそこ、結構な時間〇〇するのにかかる〉時は!


take a while:時間がそこそこかかる

がとても便利です!


さらに、この、’a while’に、様々な前置詞が添えられることで、更に使い勝手のよいフレーズに変身していきます。


まずはこちらから


for a while : そこそこの時間の間ずっと=しばらく

I was watching TV for a while.
私はしばらくTVをみていた。

I haven’t seen you for a while.
しばらく貴方に会ってなかったね。=久しぶり!

I’ll be there for a while.
しばらくそこにいるよ。


もっと期間を長くしたい時は

for quite a while :そこそこ長い間

I haven’t talked to him for a quite a while.
結構長い間彼と話してなかったなあ。
かなりしばらくぶりに彼と話したよ。

もっと期間を短くしたい時は

●for a little while:ちょっとの間

We’ll discuss this for a little while.
ちょっと間この事を彼と話し合うつもりです。


ちょっとの間はちょっとの間でも、それがどのくらいちょっとなのかを伝えるには👇の様に

for quite a while  数日〜数年
for a while 数分〜数ヶ月
for a little while 数分〜数日
for a moment 1〜2分〜5.6分
for a minute  30秒から2.3分
for a second   数秒から1.2分

といった感じでしょうか。

ざっくりとした感覚の分け方ですが、こういう使い分けが出来ると会話に幅が生まれてきてカッコいいですね!

ここの〈for〉の感覚は、以前前置詞でお伝えした通り、手を広げて〈このくらいの期間〉を示すイメージですね。


では、次は前置詞〈in〉がついたバージョンです。

in a while: しばらくすれば、すぐに

I’ll be there in a while.
もう少しでそこにいくよ。

He’ll come in a while.
かれはもうすぐくるよ。

I’ll see you in a while.
もうすぐ会えますね。=また後でね!

In a while, I’ll go shopping.
もう少ししたら買い物にいくよ。


〈for〉との違いが分かりますか?

〈for a while〉、「しばらく」という期間を示していましたが、
〈in a while 〉には、「しばらくしたら」と、未来のイメージがありますね
前置詞〈in〉の項目で詳しくみていきますが、
せっかくですからこの流れでざっくり前置詞〈in〉のイメージを掴んでいきましょう!

日本語でも、

しばらくの間、本を読んでいました。
for a while
しばらくしたら、本をよみます。
in a whiie

は明らかに意味が違いますね。
それがまさに、前置詞のなせる技です!
同じ名詞にin とforがつくだけでその名詞の状態がまるで変わってしまいます。

inの基本イメージは、〈囲いの中〉です。
何かに囲まれているんですね。それはリアリティの3次元でも平面の2次元でも、はたまた時間でも、基本イメージは変わりません。

その囲いの中においては、比較的自由な身動きがとれている、
のが、inです。

in 以下の名詞の時間を囲ってしまうイメージです。(絵がここに書ければわかりやすいのですが💦)

例えば
in two days なら
二日間という期間を四角で囲ってしまいましょう。
その四角の囲いの中では自由に身動きがとれるのがin ですから
日本語の意味的には
2日後、の、〜後、にも
2日以内、の、〜以内にも
どちらにもなり得るんです。

日本語で一番近いのは
〜で
です!!

2日で帰ってくるよ。(2日後かもしれないし、2日以内かもしれない。)
I’ll come back in two days.

2分でそっちにいく。(2分後かもしれないし、2分以内かもしれない。)
I’ll go there in two minutes.

5日で宿題終わるかな。(5日後かもしれないし、5日以内かもしれない)
I ‘ll finish doing homework in 5 days.

25mを20秒で泳げた。(20秒かもしれないし、20秒以内かもしれない)
I was able to swim 25m in 20seconds.


日本語の「〜で」ってなんと便利で融通が効く言葉なんでしょう!w
そして、
〈in +時間〉もほぼ同じです!!
〜以内かもしれないし、〜後かもしれない。
文脈時代、会話次第なんですね!

経験上、未来形と一緒に使われている時は大抵〈〜後〉として使われてますね。

〜以内と明確にいう場合は、withinを使う場合が多いですね。

inのイメージ少しつかめましたか?


では、つぎはafterです!


•after a while: しばらくしてから

After a while, he came.

しばらくしてから、彼が来た。

After a while, I found out the answer.

しばらくしてから、答えがわかった。


after just a little while 
ちょっとしてから、もう少し

My dream will come true after just a little while.

もうちょっとしたら夢が叶いそうです。


Afterがつくと、〈しばらくしてから〉
という意味になります。
あれ?
inと同じじゃない?と思われた方いませんか?

そうなんです。日本語にすると似てますね〜!

日本人が苦手な、in とafter の違いも、この際ざっと掴んでいきましょう!


in a while は、未来形と相性がよく、
しばらくして、もしくは、ちょっとしたら、
〇〇をするつもり、
と言うときに使います。

after a while は、過去形や現在形と相性がよく、
しばらくしてから、〇〇した。
という時に使います。

しばらくの間、本を読んでいました。
for a while

しばらくしたら、本をよむつもりです。
in a whiie

しばらくしてから、本を読み始めました。
after a while

という感じですね。


afterの前置詞のイメージがつかめれば更にわかりやすくなると思います。

after=〜の後
という日本語訳は、ちょっと脇においてください。

イメージとしては、
何かの後をついていっている図を浮かべてみましょう!何かを追いかけてる、でもOK!

貴方が猫を追いかけてるなら
You’re running after the cat.

貴方が貴方の妹の後についていって目を配っているなら
You’re looking after your sister.
=貴方は妹の世話をしています。

貴方が真実を追いかけてるなら
You are after the truth.

その絵がピカソを追いかけてるような絵なら
This is a painting after Picasso.
=これはピカソの模倣です。


要するに、after +名詞には、名詞を追いかけている、名詞の後をついていってるイメージなんですね。

ですから、
after a while は、そこそこの時間を追いかけている状態なんですね。

After a while, he came.
だと
そこそこの時間をおいかけて、彼が来た。
わけですね。
in のように、囲われた時間の中ではなくて、
ある程度の時間を追いかけた結果の〈経過した時間〉をしめしたいわけです。

ですから、未来形とは相性が自ずと悪くなり、過去形とよく使われる、となるのですね。
でも、だからと言って未来形と絶対に使われないわけではないですよ!!
〈ある程度の時間の後〉を想像することは自由ですから、状況、文脈、会話の流れ次第です!


※afterを「〜後」とだけ覚えていると前述した
look after                  世話をする
name〜after〇〇  〇〇にちなんで名付ける
take after                   〜に似ている
など、ただ暗記する羽目になるので、ぜひ、
「追いかけている」という新しいイメージをインプットしましょう!




ではでは

今日はこの辺で。