「深い地の底を 奈落と呼ぶように
”碧落” とは雲の涯の
遠い天の奥処をさすことばだと
だれがはじめに言った言葉だろう」
『終わりなき鎮魂歌』 という
小説の冒頭文からとったという店名の 碧落さん
そんな ハードボイルドを想像させる
店名をつけるオーナーに興味津津だったんですが、
とっても柔らかい表情で
愛しむように お茶を淹れてくださいます。
心に余裕がなくなりそうになった時に
私が 行く とっておきのお店です。
大きな窓からは 夜景が一望できます。
山の上のリゾートホテルのラウンジにいる気がしてきますよ。
ジャズやクラシック、シャンソンが流れる店内で
夜景を眺めながら
頂く 極上の中国茶
本格的な 茶器で 出てきます。
もちろん まずは お茶の香りから。
いつも 私は 『 東方美人 (真紅) 』 をいただきます。
なんだか ネーミングが好きなんですよ。
そして 『 蓋碗茶 』
この日は オーナーが 選んでくれました。
金木犀の香りをつけた烏龍茶
そして 見た目にも美しい甘味
ゆったりと 時を過ごすことができました。