何冊か、通帳が出てきた。
そのうちの一冊をめくってみる
そこに印字された数値に
思わず日付を二度見した。
平成20年、つまり2008年。
自分が毎月出版していた年か。
当時1年間、どれくらい
収入があったのか覚えてはいるけど
いつどんな額がどこからどのように
振り込まれていたのか
意識したことはなかった。
そこには・・・
リアルな収入と振込先が刻まれていた。
わたしは当時、出版だけで生計を立てていた。
今の方がはるかに仕事の種類は多い。
できることも増えた。
だけど・・・
収入は全く敗けている・・・。
今でも自分の人生において
この年一番働いたという
記憶はあるけど・・・
客観的な数字で見たとき
カチッとスイッチが入った音がした。
自分にはこれをやり遂げる力があったんだ。
あの頃の自分が優れていて
今の自分はオワコンなのか。
そんなことはない。
スタイルアップもかなえたし
等身大の発信をして
今年出版する予定もある。
そう。
昨年4月1日に宣言した
「乗り切る力」の出版は
まさに未来ストーリー通りかなった。
そうだ。これまでずっと
望む現実をつくってきた。
だから、今年も書こう。
2022年、4月1日のわたしは
どんな風に過ごしているのか
これから1年の物語を話します。
（前置き長っ！
コロナ禍の一年を経験して
思ったことは
役に立つものになりたい
という気持ちだった。
役立つ自分をやり切ったら
自分は望む場所に立てている
そんな気がした。
これからのわたしが
どんな一年を過ごしたら
役に立つものになれるのか。
ひととして当時の自分と今の自分
どちらがオススメかと言われたら
断然、今の自分がオススメだ。
というのもいまのわたしが
当時のわたしよりも
勝っていることがひとつある。
それは・・・
当時毎日、3種類の本を書き分けて
忙しすぎて花見をする時間がないと
涙目で桜並木を歩いたのを覚えている。
アホか！
お花見なんて、ただ歩くだけでできる。
わたしは毎日ひとりで楽しんでいるよ。
コロナになって出店も
ちょうちんもなくなったけど
それでも十分しあわせだと
今のわたしは知っている。
みんなにいいねと
言われる街に引っ越して
仕事もいっぱいあって
なぜ、わたしは感謝できなかったんだろう。
具体的な何かが足りないから
感謝できないのではなく
自分にOKを出せていなかったから
心の底から感謝できなかったのだ。
今のわたしがかつての自分に
勝てるたったひとつのこと。
それは、自分にOKを出せていること。
だから毎日を楽しみ
今に感謝できている。
当時ほど羽振りは良くないけど
年を重ねがんばりもきかないけど
自分にOKを出し、感謝していれば
また望む人生をつくれるのか。
わたしは実験してみることにした。
自分の人生を全部
本にするくらいのつもりで
これから1年生きてみよう。
誰にも期待されていないけど
活動テーマを「LifeLive」と名付けた。
わたしは昨年から
食べたものの写真を撮り
体重や体型を記録して
なりたかった体型になった。
ノースリーブのワンピなんて
一生着ないと思っていたけど
普通に着れている。
「よく続きますね」
といろんなひとに言われた。
確かにそうかもしれない。
だけど、公開するということが
原動力になったと思う。
公開前提になると
それはすでに自分だけの食事ではない。
盛り付けをきれいにするのはもちろん
仕上がりを失敗しないように
レストランのシェフのように丁寧に作る。
わたしはひとりだけど
すべてが誰かのためになれるように。
ひとによっては
疲れる話と思うかもしれないけど
自分にとっては俄然やる気になる、
スタイルアップに成功すれば
料理の本が出せるかもしれない。
そんなたくらみももちろんあった。
自分の日常のすべてを
誰かの価値に変えられたら。
自分にできることを
とことん極めた。
つまりこれまでやってきて
わたしを望む現実に
連れて行ってくれたことだ。
文章を書くこと。
ひとの応援をすること。
ひとの気持ちがわかること。
わかりやすく伝えること。
おしゃれや暮らしを楽しむこと。
わたしは、ひとの中に飛び込み
みんなの応援をして
あらゆる場所で文章を書き
あらゆる場所でひとの相談に乗り
自分のできることを伝授した。
そうやって一年。
わたしは住みたい場所に引っ越していた。
いくつになってもなりたい自分になれる
スタイルアップの本や
すべてにOKを出す自分のあり方を
まとめた本の出版が決まり
自分の本のイラストを描いている。
このままいけば
生涯100冊も夢じゃないかな？
ひとりでZOOMの音声配信から
はじめたおなやみ相談ラジオを
ずっと住みたかった場所から配信している。
収録場所が段々バージョンアップしていく
ストーリーを見据えて
編集もできなかったけど
最初はひとりで撮って出し配信をした。
今は自分のチームもできて
自分のすべてを
価値あるコンテンツにできている。
意識したのは3つのこと。
すべてOKのひとでいる。
できることを形にする。
感謝をちゃんと伝える。
わたしはわたしであることで
ひとに勇気をあたえられてる。
そんなことを実感できた一年だった。
さぁ今日は
友だちとゆっくり桜並木を歩いてから
うち飲みをしよう。
友だちも、あのとき
「来年は好きなひとと一緒になってる」
と話していたけど
あの日、宣言したことをかなえて
住みたいうちに引っ越したそうだ。
やりたいことがあるならば
いきたいところがあるならば
仕事でもプライベートでも
あきらめる必要はまったくない。
堂々と欲しいと宣言して
そこに向かう毎日を生きればいいのだ。
そう、たった今から。
わたしはこれからも
自分が歩くすべての道をドラマにしよう。
わたしのすべての一歩が
誰かの勇気になるように。
2022年4月1日の、未来ストーリーでした！
エイプリルフール過ぎちゃったけど
未来ストーリーって書いててめちゃ楽しいし
書くとかなうのでぜひあなたも書いてみてね。
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