あゆみです
かわいい本かと思ったら・・・
目の覚めるような言葉が飛び込んできました。
「今日限り、おしゃれを終わらせてください！」
付箋付けまくりましたよ。
日本ベストドレッサー選考委員、ファッション業界３５年
ファッションプロデューサーしぎはらひろ子さん
の初めての本
- 朝5秒の鏡の魔法 その無難な服では稼げません！.しぎはらひろ子..
- ￥1,512
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出逢ったのは、とある出版セミナー。
女優さんのように華やかな方だと思っていました。
日本ベストドレッサー賞・・・といえば
今年は１００歳の方が特別賞を受賞されていて
めちゃ感動したのですがそういうのを決める人なのです。
かわいい表紙からは想像がつかないビターでパワフルな本。
だけどウィットがきいていて楽しい。
ファッション誌的に言えば初出版とは思えないこなれ感（笑
ページを開くとデカい文字が飛び込んできます。
かわいいピンクと、強い言葉のアンバランスさがいいね。
さすがに、最後までこのままではありませんが笑
刺さる言葉が珠玉のように詰まっているのです。
個人スタイリングの依頼はひきを切らない。
だけどリピートはほぼゼロ。
なぜならば、そのひと自身が自分で服を選べる
スタイリングアドバイスをするから。
服選びにセンスもおしゃれも着回し術も必要ない。
たとえば着回し術は服を見せるプロであるモデルが
全部新品の服をコーディネイトしたもので
アイテムを全部揃えようと思ったら５０万円はかかる。
服装は戦略。
自分を好きになり、幸福感で満たされる服を提供したい。
だから、自らを、スタイリストじゃなくて
ファッションプロデューサーと名乗る。
２０代からファッション業界の最先端。
トレンドを追いかけ、パリコレ服を着る。
３８歳で、専業主婦になり、子育てに入る。
授業参観にハイヒールでいって校庭に穴をあけた。
運動会にカジュアルだけどおしゃれだと思い
タンクトップでいってドン引きされた。
生まれて初めて
「何を着たらいいのかわからない」
と思った。
やけになって、ハイブランドを捨てた。
シャルル・ジョルダン、クリスチャン・ディオール
サルヴァトーレ・フェラガモ、コム・デ・ギャルソン
捨てた総額は、１億円にもなった。
「似合うを捨てよ」としぎはらさんは言います。
役を演じるつもりで、堂々と着る。
すると服は、あなたに魔法をかけてくれる。
本のなかには、あらゆる職業のひとの
実際に魔法にかかったエピソードが出てきます。
たとえば、銀座の高級クラブホステスと女性政治家が
着る服は、同じ、銀座マギー。
一見対極にあるようなふたつの職業、
だけど確かに、パワフルでありつつ
ホスピタリティがないと勤まらない。
デザイナー時代、ブランド名を見なくてもわかるほど
ショップに入っただけで別世界が広がっていました。
人前に出る仕事をするとは思いもしなかったのですが
マダムになったとき、この服が着こなせる人になろう
と思ったのを思い出します。
セミナーを始めた時、初めてハロッズを買った。
服には、なりたい自分をつくるパワーがある。
服を決めると、ひとはその役割を全うできるのだ。
思わず刺激されて、ファッションイラスト描きました。
わたしの服は意外にも、コンサバが軸になっていることが判明！
ＢＵＲＢＥＲＲＹ ＥＰＯＣＡ Ｈａｒｒｏｗｓなどなど。
白は女性に魔法をかける色だと書かれていますが、
ＥＰＯＣＡのスーツに白トレンチなど１年通じて白がヘビロテです。
白という色は、自分の生き方と未来に自信がないと
着こなせない色とうれしい言葉がありました。
巻末の、どんな風に装いたいなら
どんなブランドを着るといいか・・・はかなり使えます。
ハイブランドだけじゃなくデイリーブランド、ファストブランドまで！
一億円分服を捨てるほど服オタクというしぎはらさんが
必要な服は、１０セットでいいと言います。
服にも賞味期限がある。
高い服ほど、どんどん着て営業してもらわなきゃいけないのだと。
華やかなアイテムには、上品のスタンプが
派手なアイテムには、下品のスタンプが押されている。
しぎはらさん、ご出版おめでとうございます
わたしも銀座マギーを着こなせるおばあちゃんめざします笑。
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