和文化・おもてなしマナー講師の安達和子です
ゴールデンウィークをいかがお過ごしですか
お弁当を持ってピクニックに行きたいですね~
松花堂弁当と似ているお弁当に
幕の内弁当があります
「お弁当と言えば幕の内弁当」と言うぐらい
幕の内弁当はとても有名ですよね
松花堂弁当と混同されやすい
幕の内弁当の話も…
似ているようで異なる幕の内弁当
お弁当といえば
幕の内弁当をイメージされる方も
多いのではないでしょうか
幕の内弁当の起源も諸説あるようですが…
江戸時代の芝居見物で
芝居の幕が上がっていない休憩時間に
食べていたという説
幕が上がっていない
休憩時間のことを幕の内といいます
ここから
幕の内弁当という名前がついたという説です。
他にも戦場の陣の幕中で
食べられていたという説もあります。
芝居見物は江戸時代に庶民の楽しみでした
現代のように照明があるわけでなく
窓からの光を照明にして演じていました。
そのため
朝6時頃から夕方の5時頃まで
行われていたそうです
一日中楽しめる芝居見物は
江戸時代の庶民の大きな娯楽だったのですね。
幕の内弁当は
はじめは芝居と芝居の間に
役者や裏方が食べやすいようにと作られたようですが
芝居見物に来た観客の間にも広まり
やがて観客向けの幕の内弁当が登場したそうです
当時の幕の内弁当の中身は
俵型に整えられたご飯に
魚や玉子焼き
かまぼこなどが入っていたようですよ~
俵型に握られたご飯にごまを散らし
梅干しをのせています。
おかずも様々で
玉子焼き、焼き魚、かまぼこ、煮物
揚げ物、漬物など
汁気のないおかずが入れられます。
現代の幕の内弁当は
会議の昼食の定番にもなっている
身近なお弁当ですね
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会