和文化・おもてなしマナー講師の安達和子です
雨の朝です。
昨日の織姫と彦星が
別れを惜しんだ酒涙雨かな
忖度の話をしてきましたが…
忖度できる人は
空気を読むことができるの「空気を読む」ですが
これは、江戸時代に、年貢から
上手く逃れるための処世術だった…そうです
江戸時代
国民の8割を占めていたお百姓さんたちは
年貢の厳しい取り立てに対し
時に「今年は不作でして…」と
言い免れていたようです。
でも実は
裏ではしっかりと貯め込んでいたようですが
見た目にはボロボロの衣服を装っていましたが
裏地を豪華にしたり
上質な生地であつらえたりしていたそうです。
「空気を読む」や「顔色を窺う」という行為
ひっそりと息を潜めていなければ
生きていけなかった時代の名残です
莫大に儲けているのがばれたら
年貢や上納金は増え
豪遊した者は
打ち首にされてしまったといいますから
空気を読まないと
大変なことになってしまったのですね。
このような時代背景もあり
日本人は空気を読んだり
顔色を窺うことで「身を護っていた」のですね
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会