なぜ、暑中お見舞いを出すのでしょう
「暑中見舞い」は
暑い時期になかなか会えない方や
お世話になった方への
健康を気遣い壮健に過ごして欲しいとの願い込めて
届ける夏の挨拶のことです
この習慣は、江戸時代からのようですが
お盆に先祖の霊に供える品を持って
里帰りをする習慣に由来し
そこから「夏の挨拶状」という形が定着したようです。
暑さが厳しい時期に
普段なかなか会えない方やお世話になった方へ
「健康を気遣い元気でいてほしい」という
気持ちを伝えるためのものです
明治6年に制定された
郵便制度の発達とともに内容が簡素化され
挨拶状のみを送る習慣へと変化していき
大正時代には現在の
「暑中見舞い」の形となりました。
「暑中見舞い」は季節のご挨拶ですから
出す時期は
「小暑（7/7）～立秋（8/8）」前までですが
梅雨の最中では的外れとなってしまうため
「暑中見舞い」は
梅雨明け後から立秋までに出すとよいでしょう
立秋からは「残暑見舞い」ですが
「処暑（8/23）」のころまでに出すといいですね
季節の挨拶状の一つである
「暑中見舞い」は
ビジネスの関係でやりとりすることもありますが
基本的には
「必ず出さなければいけないもの」ではなく
「お世話になっている方へ感謝の気持ちを伝えたい」という
気持ちで送るものです
お世話になった方
最近なかなか会えない友人、親しい方…
お相手のことを思い浮かべ
素直な気持ちで書いた文章だからこそ
受け取った方に
喜んでいただけるのではないでしょうか…
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました 
一般社団法人大和撫子和乃会