本日は【損得と尊徳】について話しますね
昨日のブログにも書いた「得」という言葉に
反応する人の多いこと…
もちろん私も
「得」をすることは大好きです
でも最近は、「損か」「得か」に
意思決定がある人が増えたように思います。
よく聞く「しないと損だからする」
「しても得にならないからしない」という言葉
物事、損か得かだけで考えると
心が荒んでしまうようにおもいませんか
例えば親は
子どもに無償の愛で接します
得になるから
ミルクをあげるわけでもなく
おむつを替えるわけでもないと思います。
子どもが笑ってくれるから
喜んでくれるから成長を楽しみにしている
当たり前の行動なのです
それが…
いつの間にか損得で考えるようになってしまう。
母の教えに
「得は徳」というのがあるのですが
それは「損得の得」ではなく
「人徳の徳」でいなさい。ということです
でも子どものころ、買い物に行って
「お徳用」の文字が…
お金で買うんだから「お得用」じゃないと母に聞いたら
母は「お徳用」と書くのは
すでに、この中に「徳」がたくさん入っていて
買う人が「得」をしますよと言うことだと…
なるほど…
同じ「とく」でも意味が違いますね。
辞書にはこう書いてありました。
「得」は
利益を得ること。もうけること。有利であること。
「得点」「取得」
「徳」は
身にそなわった品性。人としてねうちのある行い。
「徳義」「道徳」
「損得」じゃなくて「尊徳」の「尊徳」は
「徳」を「尊ぶ」と書きますが
これもとても大切な心です
「徳」は、人間として一番「尊いもの」だと思います。
それは、誰に対しても
裏表が無く真摯に向きあい、誠実に行う人だからです。
現代の日本は
個人主義になってしまい
自分だけが良ければ
いいという考えになっている人が多いので
「自分ファースト」で
どうしても「損得」で考えがちですが
少しでも「他人ファースト」になり
親のため、子どものため、地域の人のために
「尊徳」の精神も大切だと考えています
でも…
「お買い得」「お徳用」の文字に
弱い私です
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会