本日は【着物由来の言葉】について話しますね
年末から着物のことばかり書いていますが…
今朝のテレビで「二十歳の集い」の映像を見て
・・・
凄い毎年のことですが
着物業界が悪いのか…
イベントだからいいのか…とても複雑な思いです。
成人の意味がわかっていないような…
日本の民族衣装の着物を
美しく、素敵に着こなしてほしいですね
今日も、着物の話しちゃいます
着物の下に着る物に「襦袢」と言いますが
「じゅば~ん」と言うと
聞こえ方がフランス語のように聞こえませんか
私が「じゅばぁ~ん」と言うと
母は「フランス語に聞こえるなんて」と笑っていました
襦袢は、着物を着るときの肌着で
「襦」も「袢」も下着を意味する言葉です。
でも…「じゅばん」という音は
アラビアの男性が着る「ジュッパ」が元になっていて
ここから派生したフランス語でペチコートを表す
「ジュポン」という言葉が「ズボン」となったようです
そう思うと
「ズボン」と「襦袢」が語源が同じなんて面白いですね。
私たちは当たり前に日本語を使っていますが
その言葉の意味を知るとより
日本の文化の奥深さがわかりますね
また、いかに着物が
日々の生活に根づいているかもよく判ります。
普段何気なく使っている表現には
着物由来のものが多くあるのです。
「振り振られ」「襟を正す」「袂を分かつ」
「辻褄が合う」「折目正しい」など…
それほどまでに、着物は
日本人の生活に深く根をおろしているのです👘
また、着物を着ると不思議と背筋が伸びますね。
着物は
着る人の姿勢や立ち振る舞い、しぐさが
そのまま形となってその人を現します
着るだけで自然と背筋が伸びる着物は
本当に素敵な民族衣装です
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会