和文化・おもてなしマナー講師の安達和子です
本日は【間合い】について話しますね
私は、お三味線を習っています
オンチな私が(笑)
オンチだからカラオケは苦手ですが
お三味線で小唄でも歌えたら素敵だろうなと
安易な考えで
今は亡き寿々弥お姐さんに入門したのが
お三味線を始めるきっかけです
そのお陰で、和乃会の宴では
「御座敷遊び」の宴が二回開催出来ました
また、那珂湊の伝統ある八朔祭りの山車にも
何度も乗せていただけました。
大好きだったお姐さんが天国に逝ってしまい
もう三味線は弾くことはないだろう…と思っていたら
地元にいる民謡歌手の(磯節の第一人者)
福田佑子先生から
「もったいないから、お稽古にいらっしゃい」と…
福田佑子先生…怖いような…(;^_^A
一年間会うたび「いらっしゃい」と言ってくれるので…
勇気を出して入門しました
お稽古は厳しいけど
とても優しく楽しい佑子先生です
私の下手な三味線で
民謡の大先生の佑子先生が歌ってくださるなんて
この上ない幸せです。
だけど…オンチな私、リズム感がないのか…
佑子先生に「間がね…」と言われてしまう
三味線のお稽古は、譜面がなく
口三味線なので佑子先生の間を
そのまま真似するのですが…
間が悪いのです(;^_^A
「間」という言葉は
時間的な距離のことを言います。
間に合わせることが出来ず、調子っぱずれなのです(笑)
コミュニケーションにも大切な「間合い」は
こちらが話をしているのに
自分の話をかぶせるように、会話を挟んでくる人がいますね
これでは、コミュニケーションにおける「間」を
上手に取れていないことになるのです。
「間合い」にも
相手を思う心が大事と言うことですね
会話でも、相手が話し終わった後で
「間」を取る必要があります。
そうすることで、相手は
「自分の話をちゃんと聞いてくれた」と感じるからです。
間の取り方が下手な人は
人が話し終わらないうちに話し始めてしまったり
話し終わるのを待ち構えていたかのように
自分の話を始めてしまいます・・・
このような間では、相手は
「いくら話をしても、この人は何も聞いてくれない」と
感じてしまいます。
会話では、相手が話し終えた後にひと呼吸置くのが
正しい「間」の取り方です
「間」にも、相手を思う心があり
それが出来るようになると
相手と良好な関係が築けるようになるのです。
手はいいんだけど「間」がね~と
言われないようにお稽古がんばります
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会