本日は【花暦❀菖蒲】について話しますね
菖蒲とは
昔からこどもの日(端午の節句)に
菖蒲湯として
利用されてきた薬用効果のある多年草です。
ノハナショウブから
改良されて作られた園芸品種です
江戸時代中期には
菖蒲の品種改良が始まっていたというくらい
菖蒲は古くから日本で愛されてきました
「菖蒲」と呼ばれ愛されていますが
正しくは「花菖蒲(ハナショウブ)」という植物名です。
菖蒲の花の咲き方は特徴的で
外花被と呼ばれる外側の花びらが大きな三英咲き
外花被も内花被も大きな六英咲きとがあります
菖蒲の葉はよい香りがするので
端午の節句のとき
葉をヨモギと一緒に束ねて風呂に入れる
「菖蒲湯」として古くから利用されています。
また、根は「白菖、菖蒲根」という
漢方薬として利用されてきました
「しょうぶ」と「あやめ」漢字で書けばどちらも
「菖蒲」になります
「あやめ」は
花びらに網目の模様があったことから
文目(あやめ)と呼ばれるようになったといわれています
「しょうぶ」は
その昔、飛鳥・奈良時代には
「あやめぐさ」と呼ばれていたようです。
「しょうぶ」を「あやめぐさ」と
呼ぶようになった理由は諸説ありますが
「しょうぶ」を使い邪気払いの儀式をしていた女性を
「あやめ」と呼んでいたことが
一番の理由といわれています
この3種類の見分け方のポイントは
「花びらの付け根」にあります
【アヤメ】
花弁の根元が白と黄色、網目模様がある
【ハナショウブ】
花弁の根元が白と黄色、模様なし
【カキツバタ】
花弁の根元が白一色で模様なし
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一般社団法人大和撫子和乃会