本日は【冬至】について話しますね
今日は、二十四節気の22番目の節気「冬至」です
一年のうち最も昼が短くなる冬至は
「一陽来復」とも言われ
寒くて辛い冬が終わり、暖かい春が来る幸せから
「悪いことが続いた後で
ようやく物事が幸運に向かう様」を意味しています
冬至には
必ず「かぼちゃを食べて柚子湯に入りなさい」と
母に言われました
かぼちゃの煮たものは美味しいですよね。
昔は、野菜の無くなる冬に体調を崩す人が多く
緑葉色野菜の王様と言われるほどのかぼちゃには
ビタミンAやカロテンなどの栄養がたっぷり入っていたので
かぼちゃを食べたそうです
かぼちゃの旬は夏ですが
包丁を入れなければ冬まで保存ができるのです
もちろん煮物も大好きですが
我が家では、カボチャの中華スープが
最近のお気に入りです
冬至には「ん」のつくものを食べると
運気がアップすると言われています
縁起も良く、幸運が得られると・・・
かぼちゃの別名は「なんきん」で
「ん」が2つ付く食べ物を「運盛り」と呼んで
縁起を担いだのです
「れんこん」「にんじん」「きんかん」など
栄養も豊富なので
寒い冬を乗り越えるための知恵だったのですね
そして、柚子湯に入るのは
冬至→湯治にかけて
「湯につかって病を治す」という言葉があるように
ゆっくり湯につかる習慣があります♨
お風呂に柚子を入れるようになったのは
江戸時代のようで
洒落たことが好きな江戸の町人たちは
融通（ゆうずう）が利くようにと
お風呂にいれたのがきっかけとか…
洒落から始まった風習ですが
柚子はビタミンCがたっぷりで
皮の方が栄養価が高く
風邪予防や美肌効果があるのです
また、柚子は寿命が長く
病気に強い木に実り
実が実るまでに長い年月がかかることから
無病息災、健康長寿
長年の苦労が実るなどの願いを込めて
柚子湯に入る習慣が出来ました
今日は、かぼちゃを食べて柚子湯に入り
寒い冬も健康で乗り切りましょう
冬至は一年で夜が最も長く昼が短い日です
この時期は
朝起きるときは、外がまだ薄暗く
夕方も16時をすぎる
あっという間に暗くなってしまいますが
冬至が過ぎると
また日が少しずつ長くなっていきますね
寒い冬も終わり
一陽来復の春が来ますから・・・
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会