和文化・おもてなしマナー講師の安達和子です
本日は【呑気しぐさ】について話しますね
緊急事態宣言が解除されたからでしょうか…
最近、なぜか気ぜわしく動いています
私は、常に即実行を基本に行動をしていますが
時には待つことも大切で
のんびり構え、気が熟すのを待つことも必要ですね
私がお教えしている江戸心得の中にも
「やる気、根気、呑気」と言うものがあります
この「やる気、根気、呑気」は、
江戸商人がとても大切にしたそうです。
日々時間に追われ生活をしていませんか
世界には四季のある国はありますが
日本人のように
「春夏秋冬」四季を感じながら過ごしているのでしょうか…
私たち日本人が四季を誇りに思うのは
春夏秋冬があるからだけではなく
そこから感じられる風情を大切にできる心にあると思います。
四季の有り難さを感じながら
ゆっくりのんびり過ごしてみませんか
心穏やかになりますよ
今の私の癒しは
友人が作ってくれた「栗の甘露煮」を
美味しい古内茶といただく時間です
また、多用に過ごしていると
仕事などでもミスをしてしまうこともあるかもしれません
例えば一度の失敗を頭ごなしに怒ると
失敗を恐れてしまい
新たな失敗を生み出してしまうこともあります。
これも江戸の商人は
失敗を頭ごなしに怒るのではなく
少しずつでも仕事をしっかりと覚えることが大事と教え
気長に成長を待つ懐の大きさがあったそうです
そして、しぐさも丁寧を心がけると
優雅に見えるばかりか
自分にも余裕ができるのです。
即実行を心掛けながら
表に現すしぐさは「のんびり」くらいの気持ちで行うと
より美しく見えるのです
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会