日本語って面白いと思いませんか
このブログでも、美しい日本語や
意味が分かると楽しい日本語をお伝えしていますが
今日は【物の数え方】について話しますね
先日、お魚を買いに行ったとき
「今夜は、マグロ一パックでいいかな?」と
マグロを手に・・・
ふと、そういえば私が専属で入っている式場では
結婚式の余興に
「マグロ解体ショー」があるのです…
司会者が解体の実況をしたり、競りも行うのです
見たこともない大マグロに、ゲストもびっくり
大マグロが登場のときは「一本」と言い
解体して競りのときには「一冊」と言うし
お鮨にして食べるときは「一貫」だし
言い方は大変だなぁ~と
マグロのパックを手にして思いました(笑)
子どものころ叔父に聞いた、魚の言い方も思い出しました
泳いでいるマグロ「一匹」と言い
漁獲されて冷凍されたマグロは「一本」
半身マグロは「一丁」
半身を切り分けたマグロは「一節」
ブロックになったマグロは「一塊」
切ってサクにしたマグロは「一冊」
パック詰めされたマグロは「一パック」
切り分けたお刺身マグロは「一切れ」で
お鮨になって
私たちの口にはいるのは「一貫や一握」
叔父は、若いころ漁師をしていて
その後、魚屋さんになったのです
父も、釣りが好きで自分で釣った魚で一杯やるのが楽しみでした。
叔父が綺麗にさばいてくれます
魚とお酒…いいですね
このお酒も、量によっても数え方が変わるのですよ
これは父に教えてもらいました。
日本酒は、一合(いちごう)180mlで
10倍ごとの単位が「合(ごう)」「升(しょう)」「斗(と)」「石(コク)」となるんだと
一升(いっしょう)1800ml、一斗(いっと)18L、一石(いっこく)180Lです
そして日本酒を飲むときも
一杯の呼び方が場面によって変わります
人と飲み交わすときは「盃」で数える「一盃」
宴席で主人が客をもてなすためにお酒をついで回るときは
「献」で数える「一献」です。
また、酒の席は「一席」といいますね。
このように一合、一切れのような数字の後につく日本語の「助数詞」は
なんと500種ものがあるそうです。
しかし実際に使われているのは100種程度のようですが・・・
助数詞とは
物を数えるときには「数詞」と「助数詞」を組み合わせて使います。
助数詞は
どのような物の数であるかを表わすので
数える物によって言い方を使い分けりのですね。
う~ん、日本語は大変ですね
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会