2/8読了

 

詳細:

廃墟になっている洋館から見つかった何体ものミイラ化した女性の遺体。それらはすべて体の一部分が欠損していた。猟奇犯罪捜査班の藤奈子らの捜査によって浮かび上がる意外な容疑者。果たして犯人の目的は?

 

感想:

猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ2作目。

 

確か1作目「ON」と同時に買ったような記憶があって、1作目が去年10月10日に読み終わってることから、前回読んだ「でぃすぺる」と同様、相当寝かせてしまった。

 

面白いのは分かってるんだけど、なかなか猟奇犯罪の描写を読む気分になれなくって…。グロいの、エグいの、本当に苦手…。

 

が、いざ読み始めると止まらない止まらない。

 

確かに犯罪者はいかれてるし、犯行は猟奇的だし、ご遺体や虫の描写はなかなかオエーってものがあるんだけど、テンポが良く、捜査の進展の描き方がとても上手く、どんどん惹き込まれていった。

 

使える時間をほぼこの本に費やしwあっという間に読み終わった。

 

犯人に関しては、絶対この人じゃん!!!って人がまさにそうだったから驚きはなかったけれど、辿り着くまでも辿り着いてからもなかなかスリリングで面白かった!

 

本シリーズ15冊中まだ2冊しか読んでないけど、主要人物もすごく良い。みんな個性がありつつ仕事に真摯で真っすぐで良い人達なところが好き。

 

2作目の本作にして、とうとうシリーズタイトル「猟奇犯罪捜査班」の形がはっきりと出来上がって、テンションが上がった。

 

女史曰く「死神(石上先生)とハゲ(ガンさん)と、天才(保)と天然(比奈子)と、木偶の坊(東海林)とオタク(三木)がタッグを組んで猟奇犯罪に立ち向かって行く捜査班」だそうな。

 

3作目「AID」からチームとして本格的に始動するんだろうな~。本作最後の「AID」エピローグが非常に不穏なものだっただけに、とっても気になるところ。

 

気が向いた時に読もう。その時が楽しみ音譜

 

あと、本作を読んでいたら、無性に野菜あんの今川焼(=きんつば=どりこの焼き)を食べてみたくなった目どんな味なんだろう?おいしそう~ラブ