私は最近は便秘になりやすい状況があります。
朝方、便意があっても排便がないということがあります。
便意があるのにトイレにいってもでない。
 しばらくすると便意がなくなります。
仕方なしにそれから一日を過ごします。
 こんな感じが続いたりします。
3日目にはなんとか排便できます。
 以前はそんなことはなかったのですがね
 快食、快眠、快通が健康のバロメーターとも言います。
食べて、寝て出してです。
 そのうちの一つ、快通ですが
朝起きて気持ちよく排便できると爽やかです。
 何が原因なのか よくわかりません。
食べる量が少ないのか。
食物繊維の野菜の接種も足らないのか。
水分摂取が少ないのか。
運動が十分でないのか。
 朝起きたらトイレに行く習慣をつけなければならない。
便意があまりないこともたまにある
 あまり気にしてもいけないだろう。
便秘だと一日が不愉快で
途中で排便を催してもこまるしね。
 すっきり排便した一日は気持ちよく過ごせる。
 こんな記事があった。
夏に便秘の方が増えるのだとか。
ちょっと参考になる。

36歳の女性 気温30度を超えると便が出なくなるのはナゼ?…「夏便秘」への対応策はあるのか

 胃と腸の整え方

 消化器内科医の松生恒夫さんが、豊富な診療経験を基に、胃や腸の整え方を紹介します。


 便秘になりやすい季節があるのはご存じですか? 私のクリニックの便秘外来では、最高気温30度以上の真夏日や35度以上の猛暑日が続くと、「排便困難」や「硬便」を訴える患者さんが増えます。夏は便秘の季節。便に回る水分が減って便が硬くなり、出にくくなります。加えて食欲減退による便量の減少やエアコンの冷えも。暑い時期に快適な日々を維持するために知っておきたいことを紹介します。

朝食抜き、午前中は仕事で外回り

 会社勤めをする36歳の女性は、いつも猛暑になると便秘気味になるので、便を軟らかくする作用がある市販の酸化マグネシウム製剤を服用していました。ところが昨年の夏は暑い日が続き、1週間も排便が止まり、腹部の膨満感はひどく、クリニックを受診されました。


 話を聞くと、夏場は食欲が落ちる上に、朝はバタバタしているので、朝食はほとんど取らず、お茶も飲まずに出勤。出社すればすぐに仕事を始め、午前中は暑い中、外回りが多いそうです。昼食を食べて帰社し午後はエアコンで25度くらいの職場にいて、寒いので薄い上着をはおっています。退社するころには、体が冷え、腹部膨満感を感じていました。この女性の生活の何がひどい便秘を招いたのでしょうか。

水を飲んでも便に残るのはごくわずか

 大腸の働きは温度に大きく左右されます。夏場は汗をかくので、排尿回数が減ることに気づくと思いますが、同様の水分減少は大腸内でも起こっています。熱中症対策もあるので水分をこまめに摂取していても、生理学が専門の河原克雅・北里大学名誉教授の報告によると、水分の多くは小腸、その後、大腸で吸収されて汗や尿として排出されるため、大便に残るのはわずか2%。多少、水分補給が増えても、汗で出てしまうので夏場の便は硬くなりがちです。

食物繊維と水分不足で便は硬くなり、冷えが腸の動きを抑制

 食事を取ると直腸反射で便意が来るのですが、受診された女性のように朝食を取らないと、直腸反射による腸の蠕動(ぜんどう)運動が起きません。食物繊維の摂取量が減少すると便の量が減り、水分摂取が少ないと便は一層硬くなります。さらに悪いことにエアコンが利いた職場で、腹部を冷やしてしまうと、自律神経のうち交感神経が優位になり、大腸への血流が低下して消化管の動きが抑えられてしまいます。夏場は快便に都合の悪いことがいくつも起こるのです。

治療は、朝食、マグネシウム製剤、1日1.5リットル以上の水分

 「夏便秘」の条件をいくつも抱えてしまったこの女性の“治療”は、まず、朝食を食べてもらうことです。お勧めしたのは、飲むヨーグルトとバナナの輪切り。ヨーグルトは乳酸菌で腸を整え、バナナは食物繊維が豊富です。「これくらいなら食べられる」と言って実行していただきました。やはり大切なのが水分摂取。1時間ごとにコップ1杯200ミリ・リットル程度。頑張って1日1500~2000ミリ・リットルを飲んでもらいました。それに加えて、便を軟らかくする酸化マグネシウム製剤(330ミリ・グラム)を処方し、毎日朝、夕に2錠ずつ。そして職場では、ハンドタオルをあてて腹部を冷やさないようにアドバイスしました。

キウイフルーツも便秘に効果

 これだけのことをやってもらうと、排便がスムーズになり、毎朝食後に出るようになってきました。腹部の膨満感も消え、「こまめに水を飲むのが習慣になった」と話していました。さらに「慢性便秘症診療ガイドライン」でも勧めているのがキウイフルーツ。水溶性食物繊維が豊富です。この女性もキウイは好きなので、意識して食べるようにしたそうです。

浣腸が習慣になると腸の機能が低下する

 毎朝の習慣になっている方が便秘気味になると不快に感じて、中には夏の便秘対策に市販の浣腸(かんちょう)を使うという方もいます。これが習慣になってしまうと、自然な大腸の動きが弱くなってしまうので、お勧めはしません。便秘対策に「コントレックス」というミネラルウォーターを飲む方もいます。便を軟らかくするマグネシウムを多く含んでいますが、便秘対策なら市販のものも含め酸化マグネシウム製剤の方が容量は多く効果的だと思います。

夏便秘はだれにでも起こる

 夏便秘は男女の別や年齢は関係なく起こります。水分不足や冷えによる腸管機能の低下が原因ですから、水分を十分に取って、おなかを冷やさないようにしましょう。シャワーではなく、半身浴はお勧めです。

松生恒夫(まついけ・つねお)

 1955年東京生まれ、80年慈恵医大卒。94年松島病院大腸肛門病センター診療部長。2003年、東京都立川市に松生クリニック開業。日本消化器内視鏡学会指導医で胃・大腸内視鏡検査の経験豊富。「便秘外来」を開き、食事療法による症状改善にも取り組んでいる。一般向けの著書は170冊を数え、中国語・韓国語に翻訳されているものもある。