最近、落研の(川内)部長さんと、何度かメールする機会があって、それをきっかけに、情報交換を始めています。

学生さんたちは、どうしてもそれぞれ4年間で入れ替わってしまうので、縦の関係や情報が把握出来ない部分があります。

 また、我々の頃とは、学生さんの気質も変わって来ていて、落研ひとすじ・・・ではなく、複数の部活をやっている(兼部というそうですが)人が多いそうで、良くも悪くも、ライトな雰囲気になっている面もあるのではないかと思います。 

また、外部の環境も、例えばコロナもあったりして、ますます縦の関係を構築、維持、復活させるのは難しくなっています。

OB(会)は、体育会系や団体系の部活のように、先輩や年長者に慮ったヒエラルキーやハラスメントがあったり、ヒト・モノ・.カネのある法人格を持った団体でもない、実にソフトな(任意)団体ですから、現役の皆さんにとっては、普段は取るに足らない存在でしょう。
いや、むしろ煩わしいイメージかもしれません。
(私の現役時代も、在仙OBで頻繁に部室や部会に来る人がいました・・)

ちょっと、私がある程度関わって来た、この15年くらいの「OB落語会」遡って思い出してみました。

◆第22回OB落語会(2010年9月26日)

定禅寺通のメディアテークで開催しました。

なかなか良い会場だったと記憶しています。 

やや会場が暗かったような。

 私は「笠と赤い風車」を演りました。

 ◆第23回OB落語会(2012年9月16日)

片平キャンパスさくらホールで。

さくらホールは、とても良い会場ですが、片平キャンパスの中にあるので、人通りが少なく(特に土日祝日は)、一見のお客さまの誘導が難しいのが悩ましい。

プログラムは、印刷された立派なものでした。

とにかく、まだ新しいので、明るくて綺麗な会場。
普段は、超アカデミックな会やイベントが行われる施設です。

私は「ねずみ」を演りました。

客入りの心配をよそに、現役の皆さんの情宣活動よろしく、満席の盛況でした。

 ◆第24回OB落語会(2014年9月27日)

ちょうど10年前の創部55周年の年です。

 創部50周年と、大学から落研の地道な活動が認められて「石田杯」を受賞した年でした。

このあたりから、OB(私)がチラシを作る ようになり、創部50周年のイベントの際のチラシを模したものを作りました。

プログラムもOBが作ったので、「お江戸あおば亭」と似た感じになっています。
この回では、私は参加出来ず、裏方として準備のミニ携わりました。

師匠にお願いして、師匠の名前で花を贈っていただいたり・・・。

 さすがに55周年の区切りということもあって、OBの参加も多く、大盛況でした。

 客席も満席でした。

 ◆第25回OB落語会(2016年9月24日)

周年ではないので、やや地味にはなりましたが、さくらホールでの開催でした。

チラシ、プログラムともにOBが準備しました。

この頃は、現役部員の皆さんが、OB落語会のことについて、引継ぎが出来ていない面もあったようで、なるべく負担をかけないようにと。

それでも、ありがたいことに、 普段から応援してくださっているご贔屓に、葉書きで案内を出状してくれたり、頑張ってくれました。
勿論、今まで通り、OBだけでなく、現役部員も共演の会です。

 法被を着た部員の皆さんが、受付などをやってくれて、とても楽しく進めることが出来ました。

私は、「怪談牡丹燈籠〜お露新三郎」でご機嫌を伺いました。 

とても良い雰囲気だったと思います。

 ◆第26回OB落語会(2018年9月16日)

この回も、さくらホールで。

「2年に一度の現役部員とOBとのコラボレーション!」と、敢えて謳っているのは、危機感の現われ?

 それでも、現役の皆さんとのコミュニケーションは、とても貴重だし楽しいものです。

 発表会の多くをさくらホールで開催しているので、集客には大きな問題はなさそうです。

 この後にコロナ禍となるので、現在では最後のOB落語会でした。

現役部員の皆さんの協力に感謝。

 私は、東日本大震災から7年経過したので、犠牲になった多くの方に、圓窓師匠創作の「揺れるとき」を捧げました。

この噺は、最後に般若心経を唱える場面があるのですが、何と満席のお客さまの中に、僧侶の方がいらっしゃったので、大変緊張したのを覚えています。

 ということで、この後、コロナ禍で中断してしまいました。
が、実はこの1年後に、現役部員の皆さんと新しい試みにチャレンジしました。
◆ホームカミング寄席あおば亭
(2019年9月28・29日)

60周年記念イベントが悩ましい中で、ダメ元でホームカミングデーの事務局に相談すると、萩友会ラウンジを2日間借りることが出来ました。

OBと現役部員との交流会も兼ねた落語会というコンセプトでした。

来場者は少なかったけれども、手応えのあるイベントになりました。

落研のツイッターでも実況投稿をしてもらい、盛り上がりました。

私は、50周年の時にご来場くださった方のたってのリクエストで「浜野矩随」などを演りました。
・・・という訳で、コロナで5年のブランクになってしまいましたが、65周年をきっかけに、また復活させたいと思っています。