私のように、富士山を故郷の山として愛する者にとっては、傍若無人な輩たちの行状は心から許せない。

富士山をコンビニエンスストア越しに撮影しようと大勢の外国人観光客が訪れている山梨県富士河口湖町では、迷惑行為などがあとを絶たないことから、店舗周辺の歩道沿いに富士山を見えなくする黒い幕を設置。

「郷に入っては郷に従え」の言葉にもあるように、観光をするのはいい、素晴らしい富士山を満喫してもらうのはいい。
しかし、当然、そのためには何でも許されるということはない。
「何とかの自由だ」などと言う前に、守らなくてはならないこと、マナーや行儀はあって、やりたい放題が許されるのが「おもてなし」ではない。

心ない奴等のおかけで、善意の人たちが当たり前に眺められる富士山が自由に見られなくなるなんて言うのは、言語道断だと思います。
昔のエコノミックアニマル時代の、カメラを首に掛けた眼鏡の日本人の農協ツアーも、こんなふうに各国の顰蹙を買っていたんだろうな?
オーバーツーリズムだけでなく、撮り鉄問題も同様で、日本人にも許せない輩がいると思うと、ますます腹が立つ。
生活が脅かされたりする人たちに対して、観光などで潤っている人たちは、多額の迷惑料を払うべきだとも思います。