良いことなのか、喜ぶべきことなのか、それとも・・・。

ニューヨークで、江戸時代の浮世絵師「葛飾北斎」の代表作として知られる版画「富嶽三十六景」が、全作品そろってオークションにかけられ、5億円余りで落札された。

北斎に限らず、浮世絵など日本の素晴らしい美術品が、幕末などの国内の混乱のドサクサで、海外に流出してしまっているのは、とても残念なことです。

貴重な芸術が、散り散りになっていたり、個人が独占したり、投資の対象になったり、心ない原因で毀損したり紛失したりするのは、とても大きな損失だと思います・・・。

そういえば、あの忌まわしいバブルの頃、取引先の会社が、ルノアールの絵(何という作品だったか記憶にありませんが)を何億円かで購入したものの、そもそも絵心があるわけでなく、また飾って置く場所もなかったことから、工場の倉庫に包装したまま保管していたなんてことがありました。
あの絵はどうなったんだろう?

素晴らしい芸術は、みんなが安心して鑑賞出来るようにしてほしいものです。

ちなみに、SNSに投稿されていた、富士市からの今朝の富士山の雄姿です。

霊峰富嶽は今日も健在です。