一昨日の能登地震直後から、SNSにライブ投稿が相次ぎ、被害の物凄さを知ることが出来ました。

ところが、否が応にも気になることがあります。

投稿されている動画の音声の中の・・・。

老若男女が、一様に発する「やばい!やばい!」という言葉。

こういう場面で、思わず口から出て来るということは、頭の中に刷り込まれた言葉ということなんでしょう。
私なら、「大変だ!」「えらいことになった!」「凄い!」「酷い!」「危ない!」「まずい!」・・などを使い分けます。
だから、このステレオタイプな、この下品な言葉を聞いていて、とても嫌な気分になる。
これが、オッサンやニイチャンなら我慢もしますが、妙齢のお嬢さんや奥さまたちまで「やばい!やばい!」を連呼しているのは・・・?
語源を知る者としては、実に聞き苦しい。
今の時代は、こういう発想は差別だと言われるんだろうか?
NHKの女性アナウンサーも、何の抵抗もなく使ってる(;´д`)
言葉は多数決だから、もう止められないでしょうが、私にはとても嫌いな言葉です。
せめて、落語の中に入って来ないことを祈ります。
【やばい】
「具合の悪いさま」「不都合」を意味する形容動詞「やば」を形容詞化した語。
もとは盗人や香具師などの隠語だった。